瀬名秀明さんの『デカルトの密室』を読み終わりました。
尾形祐輔は、彼の造ったロボット・ケンイチと、世界的な人工知能コンテストに参加するため、
メルボルンを訪れていた。
そこで、10年前に夭折したはずの天才科学者・フランシーヌ・オハラに再会し、あるゲームを提案される。
迷走するゲームの果て、祐輔は密室に幽閉され、フランシーヌは、ケンイチに射殺されてしまう。
知能の物語であり、哲学や心理学も関わってくる深い物語です。
「ぼく」が複数いるために、読んでいて、かなり混乱させられましたが、それも著者の策略でしょう。
読んでいてある意味ショックだったのは、ケンイチにはロボット工学三原則が規定されていないこと。
でも、この原則はあいまいなものなのですね。
あと「フレーム問題」も、興味深いものでした。
ケンイチがパニックを起こす姿が、人間がパニックを起こす状態に、似ているような気もします。
フランシーヌ達の倫理観の欠如は、怖ろしくもどこかで納得してしまいそうで、怖かったです。
全体として、面白かったのですが、脳細胞をフル回転させないと、私には、読み通すことはできませんでした。
つ、疲れた(-o-;)
今日は『闇電話』を買ってきましたので、脳細胞を休憩させたら、読むつもりです。
尾形祐輔は、彼の造ったロボット・ケンイチと、世界的な人工知能コンテストに参加するため、
メルボルンを訪れていた。
そこで、10年前に夭折したはずの天才科学者・フランシーヌ・オハラに再会し、あるゲームを提案される。
迷走するゲームの果て、祐輔は密室に幽閉され、フランシーヌは、ケンイチに射殺されてしまう。
知能の物語であり、哲学や心理学も関わってくる深い物語です。
「ぼく」が複数いるために、読んでいて、かなり混乱させられましたが、それも著者の策略でしょう。
読んでいてある意味ショックだったのは、ケンイチにはロボット工学三原則が規定されていないこと。
でも、この原則はあいまいなものなのですね。
あと「フレーム問題」も、興味深いものでした。
ケンイチがパニックを起こす姿が、人間がパニックを起こす状態に、似ているような気もします。
フランシーヌ達の倫理観の欠如は、怖ろしくもどこかで納得してしまいそうで、怖かったです。
全体として、面白かったのですが、脳細胞をフル回転させないと、私には、読み通すことはできませんでした。
つ、疲れた(-o-;)
今日は『闇電話』を買ってきましたので、脳細胞を休憩させたら、読むつもりです。