こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

ぶたぶたのいる場所

2006-07-13 00:00:00 | 未分類
矢崎存美さん『ぶたぶたのいる場所』を読みました。

山崎ぶたぶたさんは、ぶたのぬいぐるみです。でも、生きて動いています。
今回のぶたぶたさんは、ホテルマンです。
相変わらず、有能で優しくて誠実です。

今回新鮮だったのは、熊野井氏の反応です。
ぶたのぬいぐるみが生きて動いている。かわいい、でも怖い。
そうですよね。初めてそういう場面に遭遇したら、怖がるのが当たり前なのかもしれません。
でも看病してもらえるんですよー、うらやましいなー。

今回のぶたぶたさんは、演劇にも挑戦!しかも悪役。笑えるけど、怖い。
私の知るぶたぶたさんは誠実ですけれど、朱雀氏の配役は、だからこそ名配役なのかもしれません。
彼だからこそ、その怖さが非道さが浮かび上がると言えるのかもしれません。
ぶたぶたさんがぶたぶたさんで良かったです。

図書館に、新刊として『文章探偵』が入りました。
草上さんのファンとしては、個々人に本を購入してもらいたいのですが、
私も他の小説家さんの本を図書館で借りているので、人のことは言えません。
ただ、この本を読むことで、別の作品にも興味を持って買って読んでいただけるように願うだけです。

コメント
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