青葉の頃は終わった

近藤史恵さんの『青葉の頃は終わった』を読みました。

周囲を魅了し、あらゆることに恵まれているかに見えた河合瞳子がホテルの七階から飛び降りた。
彼女の友人達に届いた葉書には「わたしのことを殺さないで」と書いてあった。

まわりがどう思っていようが、瞳子があることを重荷に感じて死んでしまったことは事実です。
彼女の魅力自体が、彼女を傷つけたことになるのでしょうか？
助けを求めることもできないほどに。
瞳子だけじゃなく、その友人達にとっても重く痛々しい物語でした。