タイフーン・トラップ 機体消失

内田幹樹さんの『タイフーン・トラップ　機体消失』を読みました。

ある組織が、台湾から日本に向けて密輸品を積んだセスナをレーダーにひっかからないように
台風の最中の沖縄海域に低空で飛ばし、商品を海に投下する事となった。
通信中に消息を絶ったセスナは、組織が懸命に探したにもかかわらず、密輸品はおろか
機体の破片さえ見つからなかった。

『パイロット・イン・コマンド』で事故機を無事に着陸させた副操縦士の江波順一は、
フライトに恐怖を覚えるようになっていた。
シュミレーターでも精神的ショックの影響と判断され、休養をとるようにすすめられた。
そこで、尊敬するパイロットでもある滝内教官から自宅である下地島に誘われ休暇も兼ねて遊びにいくことにした。

ハイジャックというので、エアラインを飛んでいる時にハイジャックされるのかと思ったら、
そうきましたか。いくら組織でも、カオリがいなければできなかった発想ですね。
今回の出来事も、かなりショッキングではありますが、江波は、今回の事件でいくらかでも
自信を取り戻せたように感じます。
パイロットのストレスの重さがひしひしと感じられる物語でした。

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今年も１２月１日～２６日まで、青山円形劇場で『ア・ラ・カルト』の公演があるようです。
毎年、来年こそは行くと言い続けていますが、実現できたことがありません。
高泉淳子さんのお芝居が見たいです。
白井さんは、最近演出ばかりで演技を見ていません。
陰山さんのお芝居も好きなんだけどなー。
また来年かな？(^^;)