太田忠司さんの『甘栗と金貨とエルム』を読みました。
甘栗晃は高校生・・・だった。
探偵だった親父が交通事故で亡くなり、事務所の後始末をしていると依頼人だという
女子小学生・淑子がやってきた。
見つからない金貨と引き換えに、母親探しを引き受ける晃だったが・・・。
高校生が一人称を私で表現すると、大人びて見えます。
だから、母親探しを引き受けても違和感がないのですが、経済面の心配などに言及されると
「あ、そうなんだ。高校生だった」と思い、探偵する姿に寂しさを感じます。
でも、やまやのおやじさんや、藤森涼子などの思いやり深い大人たちに恵まれ、
柴田直哉のような友人もいて、幸せだとも思います。
それとは逆に、大人たちの思惑だけで蚊帳の外に追いやられ、不安を抱えている淑子。
できれば、複雑な人間関係の渦中にある淑子を、大人たちが思いやってくれるように願います。
こんなにややこしい展開になるとは思いませんでした。
今後も、甘栗晃の探偵物語が続いてほしいと思います。
どのように成長していくのか、知りたいです。
甘栗晃は高校生・・・だった。
探偵だった親父が交通事故で亡くなり、事務所の後始末をしていると依頼人だという
女子小学生・淑子がやってきた。
見つからない金貨と引き換えに、母親探しを引き受ける晃だったが・・・。
高校生が一人称を私で表現すると、大人びて見えます。
だから、母親探しを引き受けても違和感がないのですが、経済面の心配などに言及されると
「あ、そうなんだ。高校生だった」と思い、探偵する姿に寂しさを感じます。
でも、やまやのおやじさんや、藤森涼子などの思いやり深い大人たちに恵まれ、
柴田直哉のような友人もいて、幸せだとも思います。
それとは逆に、大人たちの思惑だけで蚊帳の外に追いやられ、不安を抱えている淑子。
できれば、複雑な人間関係の渦中にある淑子を、大人たちが思いやってくれるように願います。
こんなにややこしい展開になるとは思いませんでした。
今後も、甘栗晃の探偵物語が続いてほしいと思います。
どのように成長していくのか、知りたいです。