彩雲国物語 花は紫宮に咲く

雪乃紗衣さんの『彩雲国物語　花は紫宮に咲く』を読みました。

紅秀麗も、長年の夢を叶えて晴れて初の女性官吏になります。
しかし、街の人々はよそよそしくなり、目も合わせてくれません。
しかも、今年の新進士上位二十名に関しては吏部試を執り行わず、まずは朝廷に留め置いて様子をみるとのこと。
仲間のはずの他の新進士たちは、魯官吏が秀麗に厳しく人一倍の仕事を押し付けるのをいいことに、
泥玉を投げつけたりします。
しかも、新進士国試不正疑惑まで浮上し、前途多難。
秀麗は、この汚名を返上できるのか？

どんな困難も前向きに乗り越え、汚名返上ばかりかある者の不正を暴いてみせた
そのパワフルさに感服いたしました。
これからも、大変な仕事が次々と舞い込みそうな気配ですが、どのように乗り越えていくのか、
それを読むのが楽しみです。