津原泰水さんの『ルピナス探偵団の当惑』を読みました。
私立ルピナス学園高等部に通う吾魚彩子は、あるときうっかり密室の謎を解いたばかりに、
刑事の姉から殺人事件の推理を強要されるようになった。
彩子の憧れの少年・祀島くんや、友人のキリエが、洞察力や空想力で事件を解き明かして見せるのですが、
それらのヒントをパズルのピースを組み合わせるようにして真実を突き止めるのは、いつも彩子。
確かに、安楽椅子探偵の一種かもしれません。
より大事なのは、彼女がいつもそのときの人々の最大幸福を心がけているように感じるところ。
もちろん、きちんと告発はするのですが・・・。
二十世紀末の高校生を主人公にしていて、地に足が付いているので、安心して読めます。
私立ルピナス学園高等部に通う吾魚彩子は、あるときうっかり密室の謎を解いたばかりに、
刑事の姉から殺人事件の推理を強要されるようになった。
彩子の憧れの少年・祀島くんや、友人のキリエが、洞察力や空想力で事件を解き明かして見せるのですが、
それらのヒントをパズルのピースを組み合わせるようにして真実を突き止めるのは、いつも彩子。
確かに、安楽椅子探偵の一種かもしれません。
より大事なのは、彼女がいつもそのときの人々の最大幸福を心がけているように感じるところ。
もちろん、きちんと告発はするのですが・・・。
二十世紀末の高校生を主人公にしていて、地に足が付いているので、安心して読めます。