こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『あたしと魔女の扉』ジャスティーン・ラーバレスティア

2009-01-25 19:50:47 | 本と雑誌
あたしと魔女の扉 (ハヤカワ文庫 FT ラ 3-1) (ハヤカワ文庫FT) あたしと魔女の扉 (ハヤカワ文庫 FT ラ 3-1) (ハヤカワ文庫FT)
価格:¥ 798(税込)
発売日:2008-10-09

リーズンは、生まれてからずっと、母親のサラフィナと一緒に、
祖母のエスメラルダ・カンシーノから逃げていた。
祖母は、自分を魔女だと信じていた。でも、母によると、それは邪悪なものであった。
そして、魔法などないとも言っていた。

リーズンが十八になって祖母の保護監督から開放されたら、母と世界中を回るはずだった。
なのに、その母は正気を失い、病院に入院することとなり、
リーズンは問題の祖母に引き取られることになった。

その引き取られた家で、どうにかして逃げる方法を探して屋内を探索しているうちに、
偶然開けた扉は冬のニューヨークに続いていた。

今まで住んでいたシドニーで、そして扉の先のニューヨークで、それぞれ出会った友人と肉親。
誰を疑い、誰を信じればいいのか。

まだ三部作の導入部分。
リーズンが、これからどうやって生き延びる方法を探していくのか、それが楽しみです。

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あたしと魔女の扉

2009-01-25 00:00:00 | 未分類
ジャスティーン・ラーバレスティア女史『あたしと魔女の扉』を読みました。

リーズンは、生まれてからずっと、母親のサラフィナと一緒に、
祖母のエスメラルダ・カンシーノから逃げていた。
祖母は、自分を魔女だと信じていた。でも、母によると、それは邪悪なものであった。
そして、魔法などないとも言っていた。

リーズンが十八になって祖母の保護監督から開放されたら、母と世界中を回るはずだった。
なのに、その母は正気を失い、病院に入院することとなり、
リーズンは問題の祖母に引き取られることになった。

その引き取られた家で、どうにかして逃げる方法を探して屋内を探索しているうちに、
偶然開けた扉は冬のニューヨークに続いていた。

今まで住んでいたシドニーで、そして扉の先のニューヨークで、それぞれ出会った友人と肉親。
誰を疑い、誰を信じればいいのか。

まだ三部作の導入部分。
リーズンが、これからどうやって生き延びる方法を探していくのか、それが楽しみです。

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『寒椿ゆれる』近藤史恵

2009-01-24 19:36:34 | 本と雑誌
寒椿ゆれる 寒椿ゆれる
価格:¥ 1,680(税込)
発売日:2008-11-21

南町同心、玉島千蔭の元に縁談が舞い込んだ。
相手は、奥右筆組頭の前田重友様の六女、おろく殿。
奥右筆組頭というと、将軍家の機密なども扱う御目見得の役職で、
町奉行の同心とは不釣合いだ。

困惑しながらも、見合いの場所、小料理屋の大黒屋に向かうと、おろくは容姿もさほど悪くなく、
ごく普通の女であることが分かった。
ただし、相当な変わり者という噂通り、見合いの席でずっと算術の話をし続けた。

おろくさんは、暗算が得意で記憶力が良く、大事なものを見逃さず、嘘のない人です。
現代に生まれていれば、どんなにもてはやされたかと思えます。
千蔭のお役目を、影から手助けたりして同心の奥方にうってつけの方。
彼女の登場で、話が一層面白くなりました。

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寒椿ゆれる

2009-01-24 00:00:00 | 未分類
近藤史恵さん『寒椿ゆれる』を読みました。

南町同心、玉島千蔭の元に縁談が舞い込んだ。
相手は、奥右筆組頭の前田重友様の六女、おろく殿。
奥右筆組頭というと、将軍家の機密なども扱う御目見得の役職で、
町奉行の同心とは不釣合いだ。

困惑しながらも、見合いの場所、小料理屋の大黒屋に向かうと、おろくは容姿もさほど悪くなく、
ごく普通の女であることが分かった。
ただし、相当な変わり者という噂通り、見合いの席でずっと算術の話をし続けた。

おろくさんは、暗算が得意で記憶力が良く、大事なものを見逃さず、嘘のない人です。
現代に生まれていれば、どんなにもてはやされたかと思えます。
千蔭のお役目を、影から手助けたりして同心の奥方にうってつけの方。
彼女の登場で、話が一層面白くなりました。

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禁断のパンダ

2009-01-23 00:00:00 | 未分類
拓未司さん『禁断のパンダ』を読みました。

神戸でフレンチスタイルのビストロを営む料理人の柴山幸太は、強烈で新鮮な西洋料理らしい味わいを
いかに客の舌に残すかを信条としていた。

そんな彼も、妻の友人の結婚披露宴で食べた料理には舌を巻いた。
「こんなすごい料理を食べたら、他のものがゴミみたいに思える」
レストラン評価本に書かれていた賛辞は本当だったのだ。
その店の名は<キュイジーヌ・ド・デュウ>といい、料理評論家の中島弘道が経営していた。
その一家を次々と悲劇が襲うのだが・・・。

広い世の中、美食を求めるために犯罪に手を染めていく人々もいるのでしょうが、
それにしたって限度というものがあります。
あまりにもおぞましい事件で、想像力の90%をセーブしました。
さらに、ラストのあるシーンは、料理人の性というものなのでしょうか?
鳥肌が立ちました。

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