九里陸上部 指導者日記

九里学園陸上競技部の指導者によるブログです。
携帯電話・スマートフォンからも閲覧できるようになりました。

九里陸上40年の歩み(其のニ)

2016年11月30日 09時46分59秒 | 部活(投稿者・忍者)
まだ本調子ではないが何とか元に戻りつつある自分の身体に感謝しています。陸上競技も怪我や病気は自分の気持ちだけではどうにもならないし、1番良く分かるのは自分です。人により痛さを感じるのも千差万別、指導者としたらその辺を見極めるのが大変です。北海道インターハイ本番で疲労骨折して、それでも泣いて出場させてくれと懇願した部員を棄権させた事、同じく国体本番で捻挫してそのまま出場させ3位に入賞した部員。(翌年のインターハイ優勝)様々な経験をさせられました。テ-ピングをしても、ピコタン、ピコタン、歩くようなら駄目。何とか普通に歩けるようなら出場、低学年ほどプレッシャーもあり何か事が起きると駄目になる確率は高いものです。怪我をしない身体を作ることが1番大切な気がします。今年も全国大会で2名の部員が怪我で泣かされました。現在は男子の方はようやく復調して走れるようになり、女子の1年生は今年1番の良い走りをしています。シ-ズンが終わってから良くなるのも悔しいのですが、大阪室内あたりで力を出させたいと思います。全国には怪我で泣いた部員が何百人もいます。そこをどの様に乗り越えさせるか、まったく何もなく3年間を過ごす部員など(本気の練習をしていれば)居ないと思います。怪我をしない(させない)40年間の指導の課題でしたが、各種のストレッチをさせたり、さまざまな筋トレ、をしてもこれだと言うものは見つかりません。練習を軽くするのが一番ですが、「ドリル」ばかりさせたり、動きだけをして強くなるはずはありません。走らないで早く走る方法はないし、投げないで投げれるようになる選手はいない、跳ばないで跳べるようになる選手もいない。陸上競技は難しい。強化と怪我は紙一重、来年に向けて筋トレと体力作りをしっかりやって行きたいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする