Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

東チベット・雲南の旅 1 ラサへ

2010-04-18 14:44:55 | チベット文化圏
2010年3月15日から27日まで 東チベット・雲南の旅

3月15日

おなじみS社のツアー「てん蔵公路2000km ラサから麗江へ」に参加のため成田へ。
今回は総勢14名、珍しく女性より男性が多いが、「壁画オタッキーズ」の知り合い2名も一緒なのでお気楽。

夕方の中国南方航空で広州へ。
空港内のホテルで夕食をいただいたら初日は終了。

3月16日

朝8時の便でラサへ。
と言ってもホテルが空港内なので楽ちん。
 広州の白雲空港はとにかくばかでかい。
 途中経由した重慶の空港も拡張工事中。この国で拡張していない空港なんてあるんだろうか。

午後1時に無事ラサ空港到着。
 
この空港もボーディングブリッジまである立派な空港になったが、構内にやたらに掲げられた五星紅旗にチベット・サポーターとしては早くもムカつく。

 空港にはこれから一緒に旅をするチベット人ドライバーたちが四駆で待っていてくれた。
これに分乗し、
 
ヤルツァンポ川を渡り、トンネルを通ってラサ市内へ向かう。

1時間強のこの道、路傍のチベット家屋の屋上にこれまた五星紅旗がやたらに掲げられている。以前はチベットの五色旗だけでこんなものは見なかったのに。
そして今までは市内までノーチェックだったこの道筋に何箇所も公安のチェックポイントがある。我々が止められたのは3回、いずれも短時間で済んだものの、チベット蜂起記念日のある3月、中国側がピリピリしているのがよくわかる。

やがてラサ市内に到着。
 ここは来る度に道が広くなり、ビルが増えている。
おかげで10年前、初めてラサに来た時は市内に入るずっと手前から見えたポタラ宮が、市内に車が入ってもまったく見えない。

今夜のお泊りは「新鼎大酒店」
 
新しいホテルのようで中はきれい、部屋には大きな酸素ボンベも置かれている。

このホテルのベランダに出ると
 ああ、やっとポタラ宮が見えた。
だが手前の市場らしき建物は取り壊しの最中、周りにはどんどん新しいビルを建築中で、あの立派なポタラ宮がやけに小さく見えて悲しい。

 
ラサは来る度に薄汚い街に成り下がっていく。

時期が時期だけにラサに観光客はほとんどおらず、自由時間にもあまり出歩くな、と添乗員に釘を刺された。
面倒はいやなので、今日はホテルの目の前の市場をちょっと見学するだけにとどめる。
 
衣類がほとんどの市場の一角、漢方薬屋にはいろんなセットを売っていたけれど、これ、なんに効くんでしょう。

そしてスーパーで早くもお土産調達。
 ツァンパにヤクの干し肉にチンコウ麦のクッキー。
チベット土産も豊富になったと感心してしまった。

夜は八角街にあるレストランで食事ということで、まずはジョカンの前の広場までバスで行く。

するとそこは人民軍の兵士だらけ。あちこちに歩哨が立ち、二人組、三人組の兵士がそこかしこを歩いている。
「兵士の写真は撮らないで」と言われたけど
 お寺を撮れば入っちゃうんだよ 

 
相変わらず五体投地を続けるチベット人の姿に安心しつつ、他に客のいない寒々しいレストランでチベットらしさのかけらもない料理を食べ、ホテルに戻る。

 ライトアップされ、夜は立派に見えるポタラ宮を拝んでベッドに入った。


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コメント (3)
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