Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

台湾国立歴史博物館近辺

2011-08-04 23:15:56 | 東アジア
MRTを乗り継いで府中から中正紀念堂へ。

駅から10分ほどにあるのが国立歴史博物館。
 現在はピカソ展を開催中で、この日は日曜と言うこともあって大変な人出。
本当は常設展だけを見たかったのだが、表の切符売場で入場券を買ったらピカソ展付きの切符になってしまった。
正直、あまり充実した展示ではなく、画家の写真が多いのはいささか水増し気味に見えるが、写真を見るとピカソというのは絵よりも画家自体がおもしろいのではないかと思ってしまった。
でも280元(850円ほど)の入場料ならリーズナブル。

常設展の方はこちらだけ見ればたったの30元。
故宮博物館の規模や質にはもちろん及ばないが、唐三彩のコレクションだけは一見の価値あり。副葬品の人形にもいいものがあって、コンパクトなこの展示だけならすぐに見ることができる。

この展示室の窓際は休憩所になっていて、大きな窓から外を望むと
 外は見事な蓮池。

この博物館は台北植物園の中に建っているので周りは緑でいっぱい。

植物園の方から博物館を見るとこんな感じ。
 中国風の建物に蓮はよく似合う。
  

国立歴史博物館の周りには他にも目につく建物がたくさんあって
 お向かいにあったこれはなんと高等学校。

 ちょっとアールデコ調のこちらの建物は二二八国家記念館。
  
日本統治時代には「台湾教育会館」と言うところだったそうだが
 今は二二八事件のあらましや資料がとてもわかりやすく展示されている。

1947年、日本統治の終了後入ってきた中国国民党の政治腐敗に対して台湾人が立ち上がり、それが武力で制圧され多くの人が犠牲になったという二二八事件。
長い間タブーだったものが進歩党の陳水扁総統の時代にやっと国としてこのような記念館を作ることになったそうだが、完成して開館したのが国民党の馬英九総統になってからというのは皮肉な感じ。
それでもピカソ展からの流れか、若い台湾人の参観者が結構いたのに感心。

思えば初めて台湾に来た30年前はこの国もずいぶん暗かった。
それがこんなに明るい国になるのだから、今は大変な他の国にも希望はあると思いたい。

 疲れちゃったのでイカリ・コーヒーで一休み。
新作、さつまいもクレープは見た目はいまいちだがなかなかいける。

駅前には南門市場があるのでひとめぐり。
  
ここは金華ハムや中国ソーセージが多くてちょっと高級そう。
  
万頭やお総菜に大いに心惹かれるが量が多いのでちょっと無理。
 蜂蜜漬けのハムとそれをはさむ万頭だけ買って帰ったが、これは蒸すだけでお手軽、味も好評だった。

最後はホテルの近くの双城夜市へ。
 食べ物屋台ばかりが並ぶほんの小さな夜市だけれど
  
その入り口近くにあるこの魯肉飯屋がおいしいというのでお弁当を買ってみる。
買ったのは魯肉飯ならぬ鶏肉飯だけれど
 噂にたがわず、本当においしい!
「ちーるーふぁんびんたん」って、こういう中国語だけはなぜかすんなり出る。

デザートは屋台のかき氷屋さん。
 
恰幅のいいおばちゃんが山盛りかき氷にぎゅっと蓋をしてくれるので、持ち帰ると氷の塊。
 でも底からお宝が出てくるの。

台北はまだまだ遊ぶところがある。
 
 
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