Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

林本源園邸@台北

2011-08-01 00:37:47 | 東アジア
香港に続いてまたもや台北。

今回は仕事だけれど、今日はお休みだったので暑さにもめげずにふらふら外出した。

向かったのは地下鉄の府中駅。

 駅前からちょっと行くと大きなお宮があり
  
門前の歩道には占い師がいたり、路上で顔のうぶ毛取りをする美容師(?)がいたり、ごちゃごちゃした市場があったりでおもしろい。

この門前商店街から奥に広がっているのが「林本源園邸」。
19世紀の半ば、福建省出身の林家が商売で成功して建てた邸宅と庭園がほぼそのまま残されているのだそうだ。
入り口の門は大邸宅にしてはとても質素。
ここは入場無料なのでそのまま入れるが、三落大厝という建物だけはガイド付きツアーでなければ入れないので受付で予約票をもらう。

中に入ると周りの下町風情とは打って変わって大きな木が緑の影を作る静かな庭園。
  
その中にいくつもの建物が建てられ
  
  
それぞれ渡り廊下や庭の中の小道でつながれている。

この小道がちょっと迷路のような作りになっていて、すぐ目の前の建物に行けたり行けなかったり。庭園をより大きく感じさせる工夫だろうか。

そして園内にいくつもあるのが大小の池。
  
 今の時期に来ればこの池といくつものあづまやの必然性がよく分かる。

林家は日本統治以前に台湾を引き払ってしまったので建物の中に家財などはないが、窓や扉の中国風が魅力的。
   

特に塀に開けられた窓の意匠がなんともかわいい。
   

林家の紋は蝶ということで塀にも軒下にも蝶がいる。
  
 庭園内のカフェの食器にも蝶ちょ。

このカフェがなかなか本格的で、マダムもとても親切。
  
ここでゆったりさせてもらって、予約の時間になったので三落大厝の門の前へ。

 ガイドに先導されて鍵を開けられた門をくぐると中にあるのは林家のプライベート空間だったところ。
  
正面の入口は扉と言い、軒下と言い、細かい装飾でびっしり。
  
屋根の上にパイナップルがあったり、軒下に蟹がいたりするのは何かの縁起担ぎだろうか。

この建物の中は撮影禁止、と言ってもあまり見るものもなく、ガイドも表の建物の案内だけで奥には入らず30分ほどで終了。案内が理解できればそれなりに面白かったのかもしれないが中国語では一言も分からず。
日本語ガイドをお願いしない限りこのツアーに参加する必要はまったくない。外の庭園と建物だけで十分楽しめるのだから。

 最後はスーベニールショップで蝶のしおりつきアイスキャンディーを買って見学終了。

ガイドブックには出ていないけれど、ここは来る価値がある。


ところで本日の記事でこのブログの写真が1万枚を超えた。
写真の数頼みのこのブログ、我ながらよく撮ったものだ。


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コメント (7)
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