Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

上海発機内で「砂漠でサーモン・フィッシング」

2013-01-14 14:23:43 | 機内食・映画・美術展
上海に滞在中、ホテルでも仕事先でもネットはつながったが、ブログを見ようとするとプロバイダーによってつながらない。

まったくだめだったのはexblog、yahoo、fc2。livedoorはつながるが画像が表示できず、普通につながるのはgooとamebaだけ。
なんだか中国の情報規制はどんどんひどくなっている。

そんな上海を離れるJLの機内食。
 カレーは上海Coco壱番屋のルーなんですと。

同行者は「Coco壱番屋は勘弁してくれ~」と叫んでいたが、日本でも入ったことがない自分には十分おいしくいただけた。
結構エビが入っていたし、サイドのボリュームも十分。デザートが冷たい杏仁豆腐なのがうれしく、JLの機内食は前より努力していると思う。

さて帰りの機内は往きよりさらに忙しい。なにしろ2時間もかからずに東京に着いてしまうのだ。

あまり長くないものを、と選んだのは 「砂漠でサーモン・フィッシング」

ほとんど予備知識もなく、原題が砂漠ならぬ「イエメンでサーモン・フィッシング」だったのと、監督がラッセ・ハルストロムなので選んでみた。この監督、「マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ」がかなり好きだったのだ。

お話はイギリスの水産学者がイエメンの大富豪の依頼で砂漠にダムを作り、鮭を放流して川をさかのぼらせようと努力するというもの。そこに美人投資コンサルタントやら、英国首相のやり手広報係やらがからんでくる。

セットアップとしては決して悪くない。役者もユアン・マクレガーや割れた顎がセクシーなエミリー・ブラントで、こちらも悪くない。クスクス笑わせる場面もあり、そのユーモアのテイストは結構好みだったりする。

しかし見終わって見ると散漫な印象でなんだかぴりっとしない。
シリアスな内容もふんわりみせるのがハルストロムの持ち味だけれど、全体にメリハリがないので盛り上がらないのだ。

イエメンの話しながらイエメンでロケできなかったようなのもつまらない一因かもしれない。本来は壮大な話なのに景色に魅力がない。
準主役である大富豪は男前だし、いいキャラクターとして描かれてもいるのだが、やっぱりアラブをテロリスト、後進的に見せているのも気に入らない。
欧米の映画に現れるアラブやイスラム教徒の姿にはどうしても偏見のにおいを感じてしまう。

というわけで一番スリルがあったのは羽田に到着する前に無事に映画が終わるかどうか。
どうにかぎりぎり最後まで見終わったが、ちょっと残念な映画ではあった。


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コメント (4)
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