Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

日本のロシアパン食べ比べ

2015-08-06 20:19:33 | 食べ歩き
アルメニアのスーパーで買った黒パンがすっかり気に入ってしまい、東京でも手に入らないかと調べてみた。

するとこれが予想外に難しくて、東京都内の路面店で売っているところは皆無、ネット販売で入手できるところもわかる限りでは4、5軒しかない。

ならば全部食べ比べてみよう、とせっせとネットショッピングをしてみた。

まず一軒目はロシア雑貨を扱うサイト、ルイノクだが、実際にパンを作っているのは新潟市のブティック・シェールと言うお店。
 常温で届けられたこちら
 
プレーンとくるみ&レーズン入りを頼んでみた。

こちらの黒パンは酸味も強くなく、くせがなくて食べやすいが、その分近所でも買えるドイツ風のライ麦パンとあまり変わらない。
皮がやや焦げ気味で、食べ比べた中では一番ぱさついた食感。

次に頼んだのは滋賀県大津市のイクラ食堂・黒パン工房
ここは月に一度だけパンを焼くのでそれに合わせて予約をしなければならず、難易度がやや高いのだが
 時節柄クール便で届いた箱を開けるとかわいい!
 
プレーンの他にいちじく入り、
 
クランベリー&アーモンド入りとクルミ入り、全4種類を頼んでみたが、感心したのはどこを切ってもフルーツやナッツが必ず見えること。

食感はもちもちとして、小さいけれどずっしり。ライ麦の酸味よりも甘みを感じるが、オールスパイスの風味も感じられておいしい。

東京で作られているのはロゴスキー
ここは日本のロシア料理店の草分け的レストランだが、渋谷の東急プラザが閉店してしまったので9月に銀座に移転。それまではネットでしかここのパンは買えない。
 
冷凍で送られてくるこちらのパンは取り寄せた中では一番大きい。

皮はカリカリとよく焼けているが中はもっちり。食感のモチモチ具合はここの物が一番。
酸味もしっかりあって、オープンサンドにするには大きさから言っても一番いいかもしれない。

最後に取り寄せたのは秋田のサンドリヨン
元々横浜にあった店だがご主人が亡くなり、奥さんが故郷に帰ってまたパン作りを始めたとか。
 こちらも夏はクール便での配達。
 
ロシアの黒パンと、いちじく、アプリコット、オレンジピールの入ったパンを注文してみた。

こちらの黒パンは比較した中では一番酸味が強いかもしれない。しかしその酸味が食べているうちに甘みに変わって味に深みがある。食感もモチモチとして、ロシア大使館御用達は伊達ではない感じ。

というわけで食べ比べた4種類を一堂に集めると
 上から時計回りにロゴスキー、ルイノク、サンドリヨン、イクラ工房。
自分の好みから言うとサンドリヨンとイクラ工房が一番、二番、次がロゴスキーといったところだろうか。

どのパンもずっしりしているので、ごく薄切りにしてもとてもお腹にたまる。
だからそれほど大きくなくて500円から800円ほどするが高くはない。
ただ送料が同じぐらいかかってしまうので、ある程度の数を注文して冷凍にしなければならないのが面倒と言えば面倒。

ところでアルメニアで買ってきたパンは実は今回取り寄せたものよりもずっと黒くてチョコレート色、甘みもかなりあったが、
 これはロシアパンの中でも「ボロジンスキー」と言う種類なのだそう。

そしてこのボロジンスキーはどうやら日本では入手不可能らしい。
パンを買いにロシアへ行こうか。
どうもそろそろロシアに呼ばれているような気がする。


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コメント (6)
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