11月8日 続き
昼食を終えたら大浦天主堂の前まで戻り、目立つ絵本美術館の建物や修学旅行生でにぎわう土産物屋など見ながらグラバー通りの坂を下る。
下りきると目の前には巨大なクルーズ船がビルを横倒ししたように停泊している。
「夢想」という、これは中国のクルーズ船で、お客さんはおそらく100%中国人。ガイドに先導されて帰って来るグループはみんな大きな買い物袋を下げて楽しそう。不況、不況と言われる中国だが、少なくとも旅行客は日本人より元気そうだ。
クルーズ船の停泊するターミナルの目の前には大きな洋館がそびえている。
旧香港上海銀行長崎支店は1904年の建築。中は資料室になっているが写真撮影禁止だっただろうか、特に見るべきものもないが、おしゃれなベランダからは港が見渡せる。
この大浦海岸通沿いには古い洋館がいくつか並んでいて
べっ甲工芸館になっている建物は1898年にできた長崎税関の派出所。
1907年築の旧英国領事館は修復工事中で入れず。
表は瀟洒なレンガ造りだが、裏には木造の長屋のような建物も繋がっていて面白い。
大通りから山手に入ると外国人居留地があって、外国人が行き来するので「オランダ坂」。
正面に見えるのは東山手甲十三番館と呼ばれる建物。
昭和初期に建てられた洋館で、中はカフェになっている。
その隣が東山手甲十二番館。
この建物が長崎に現存する一番古い洋館だそうで1868年に作られた。
この並びにも洋館がいくつか建っていて、これらはオランダ坂の左手に建つ活水女学院という大学の所有とのこと。
ここから一本下の道にも洋館が7棟並んでいて、これらは1890年に作られたらしいが
質素な作りのこちらは商社などで働く外国人の社宅だったのだろう。今は資料室になっている。
面白い造りの教会など見ながら歩いて出発点の市電石橋駅へ。
坂の途中に洋館の散在する景色は函館にちょっと似ている。
長崎散策の締めは長崎駅の駅ビル内にあるカフェでミルクセーキ。
長崎のミルクセーキはシャーベットになっているが、子供の頃、風邪をひくと母が作ってくれたミルクセーキは温かかった。長崎名物を食べながら60年以上も前のことを思い出してしまった。
最後は駅の充実した土産物売り場で買い物をして、ホテル前から空港バスで50分。
長崎空港内のお土産売り場も充実していたけれど、ラウンジがないとは知らなかった。
と言ういわけで、各地で買った佐賀・長崎の戦利品はこちら。
立派な箱に入っているのは嬉野のおしゃれなケーキ屋さんのフォンダンショコラ。お茶はもちろん嬉野茶。
島原城の梅を使っているというドロップとグミが意外な拾い物でおいしい。
出島の壁紙柄のカードはクリスマスに使用。
長崎駅で買ったお菓子類はどれもおいしくて、特に季節限定の栗入り抹茶カステラはおいしかった、高かったけど。
「自転車飯」とはいりこ出汁の炊き込みご飯の素だけれど、これも拾い物。
そして長崎に行ったら絶対に買わなければならないウニ豆。よく見るのは左のカラフルな袋に入った藤田チェリー豆総本店のもの。右の細長い袋は島原で見つけた藤田屋本家のもの。どちらも大きな違いはないが、どちらかと言えばチェリー豆総本店の方が好きかも。しかし2軒の藤田さん、どういう関係なのか、気になる。
増えた荷物を抱えて長崎にさよなら。
やっぱり九州はいい。
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