Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

16年雪の東北 2 肘折~秋田湯沢

2016-02-23 00:31:40 | 国内旅行
1月23日

肘折温泉元河原湯の朝ご飯。
  
豊富なおかずでおいしいつや姫のご飯、その上付きたてのお餅まである大盤振る舞い。

食後は10時の出発まで時間があるので、すでに2メートルの積雪がある肘折の温泉街を長靴を借りてちょっとお散歩。

  
温泉街の裏手を流れる銅山川には一部氷が張り、岩に積もった雪がポコポコとかわいい。
上流にある源泉公園をめざすも、雪が深くて途中からは通行止め。

  
以前お世話になったことのある丸屋旅館の軒先にはつららが下がり、別の旅館の看板に「熱烈歓迎」とあるのはここにも中国人観光客が増えているのだろうか。

狭い温泉街の道路では除雪作業で大忙し。
  
屋根の雪下ろしはこの冬初めてと言っていたが、これは確かに命だけだ。

一回りするうちに時間になり、また宿の車で送ってもらって新庄駅へ。
 
山形新幹線の終着駅、新庄は天井の高い立派な駅舎で大きな凧や山車が飾られている。

  
ここからは雪で真っ白な線路を行く奥羽本線に乗車。
 周りの景色も一面真っ白だ。

 約1時間の乗車で秋田県の湯沢駅に到着。

ちょうどお昼なので駅前からちょっと歩いて稲庭うどんの有名店、
 佐藤養助商店へ。
なにしろ稲庭はここからバスで30分ほどの所、まさに本場なのだからこれを食べないわけにはいかない。
 そして注文したのはオリジナルカレーつけめん。
なぜか佐藤養助さんはカレーに熱心で、メニューにはタイグリーンカレーにレッドカレーもある。
オリジナルカレーは日本風だが生クリームのコクもあり、スパイスもほどよく効いてとてもおいしい。
上品な稲庭うどんよりはご飯にかけて食べたい感じではあったが。
 もちろんお土産もここで購入。
ちなみに右側の細かく折れたうどんは食事をした人に無料でくれるもの。これをもっと細かく切ったものは麺粥と称して土産物屋でも売っていて、一度ゆでてからだし汁に入れて食べるのだそうだ。

お腹が膨れたところで駅に戻るべくほとんどシャッターの下りた寂しい商店街を歩いていると気になる店を発見。
 
高市青果店とあるが果物は売られておらず、タイ焼きやらタコ焼きやら大学芋やらメニューが豊富。
中に「バナナてん」の文字があったのでひっかかり、お腹いっぱいにもかかわらず買って次のバスの中で食べてみると
 これが期待通り、外はアメリカンドッグのような甘い衣、中は酸味のあるバナナでうま~い。

ところが駅まで戻り、駅中のジオパーク案内所のおじさんと時間つぶしにおしゃべりしていると、「三関のさくらんぼを知っていますか。粒が大きくて最高級のさくらんぼなんだけれど、地元の高校でこれをドライチェリーにしてミッチェリーと名付けたんですよ」とおっしゃる。
そう言えば先ほどの高市青果店でミッチェリークリームパイというのがあり気になっていたと言うと
 土日しか売らないから大人気、予約をしないと買えないのだとの仰せ。確かにさっきも売り切れていた。
こうなると食べなければ気がすまない、幸い明日の日曜日もここを通るので早速電話をしてチェリーパイを予約した。

そして翌日、帰路にまた高市青果店に立ち寄り、予約のミッチェリークリームパイに、「秘密のケンミンショー」でも取り上げられて有名になったと言うオランダ焼きもついでに購入。
  
駅前の土産物屋で湯沢翔北高校商業クラブのミッチェリーも買ってみた。

これらは大切に東京まで持ち帰り、帰宅してからまずオランダ焼きを食べてみると
 今川焼の中にハムとマヨネーズ。
想像通りのB級おやつ、とこれは褒め言葉。

そしていよいよミッチェリークリームパイを食べてみると、外はタイ焼きの型を押されているがサクサクでバターたっぷりのパイ。
そして中身は・・・なんとチェリークリームではなくチョコバナナ!
わざわざ電話で予約までしたのに間違えているなんて!

結局ミッチェリークリームパイは食べられなかったが、湯沢に降りたら高市青果店はぜひ行かねば。


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コメント (2)
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