11月8日
長崎での宿は長崎駅から市電で2駅の「グローバルビュー長崎」。
市電駅の目の前にあって、お手頃な値段なのでビジネスホテルかと思ったら結婚式場もある立派なシティホテル。
部屋もなかなか広く、窓の左手には昨晩行った稲佐山も見える。
このホテルの朝食ビュッフェがいいと口コミにあったので、最上階のレストランへ。
するとなるほど和洋中と充実していて、長崎らしい練り物やご飯の友もいろいろ。
特に鯛茶漬けが最高!
さらにこのレストランは見晴らしも良くて長崎駅が見え、
西九州新幹線の姿もばっちり。目の前のマンションだけが邪魔だ。
腹ごしらえを済ませたら長崎の定番観光に出発。
市電の石橋駅で降りて少し住宅街の方へ入るとすぐに急こう配の階段があって
「地獄坂」と名付けられている通り、これを毎日上り下りするのは大変だろう。
と言うことでここには住人のために「グラバースカイロード」というエレベーターが設置されている。
最初は珍しい斜行エレベーターで丸窓からの景色を見ながら上り
さらに垂直エレベーターを降りると港まで見えるいい景色。これを無料で使わせていただけるのだからありがたい。
すぐにグラバー園の入り口があって
ここは園内でも一番高い所になるので、入ってすぐの旧三菱第二ドックハウスのベランダからの見晴らしがいい。
斜面を下りて行くとこじんまりとした旧ウォーカー住宅。
その向かいの旧長崎地方裁判所長官舎はレンタル衣装屋。
さらに降りた所にあるのが主役とも言うべき旧グラバー住宅。
少し戻った所には旧リンガー住宅があって
ここに一組の洋食器が展示されている。
この金銀器はリンガーさんが創設したナガサキ・ホテルで使われていたがホテルは10年で閉館、その後同じイニシャルの奈良ホテルが買い取って使われていたものを一組、奈良ホテルが寄贈したのだそうだ。
もう一軒、大きな旧オルト住宅は修復中で見られなかったが、グラバー、リンガー、オルトらは20代前半の若さで幕末の日本に来て貿易業で大もうけした。グラバーには武器商人としていいイメージを持っていなかったが、実際には売れるものは何でも扱っていたわけで、冒険心のあるイギリス人に開国間もない日本はどれだけ魅力的だったことだろう。彼らの家族のその後も興味深くて、また解説を読みふけってしまった。
出口への通路は長崎伝統芸能館の中を通るようになっているので入ってみると
長崎くんちの展示などあって意外に見ごたえあり。
その先はお約束の売店になっているが
コラボ中のキティーTシャツはともかく、グラバーさんのぬいぐるみって、シュールだ。
グラバー園の下の出口から出るとすぐにもう一つの長崎の目玉、大浦天主堂。
教会の中でしばらく座り、隣のキリシタン博物館を見学。
しかしこの中はどこかの高校の修学旅行で大混雑。女子高生のスカートの短いこと!
教会前も修学旅行、観光旅行が入り混じって大賑わい。
そこでランチはこの広場から脇道をしばらく行った静かなカフェへ。
ガイドブックに乗っていたKizunaと言う店だが、お惣菜の小鉢がたくさん並んだ中から選べるようになっていて
ここで長崎名物のトルコライス。
ピラフの上にドミグラスソースのかかったカツ、その脇にナポリタン、と大人のお子様ランチと言った所。
ボリューム満点でおいしゅうございました。
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