Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

西モンゴルの旅 13 ウルギー~ウランバートル

2019-09-09 19:26:42 | チベット文化圏

7月25日 続き

おいしい昼食をいただいた後はまた町の中心に戻り、ガイドの後について市場の見学。

この町の市場は午前中に見た博物館の先にあるのだが
 この町にこんなに人がいるのか、と思うほどの大賑わい。

 
コンテナを利用した店があったり、同じような店が集まった一角があったり。

 
服や日用雑貨は中国製だと思うが
 こんなお菓子屋さんにあふれているのはカザフスタンやトルコから来た商品。
 
毎日のお弁当についていたチョコバーはすべてトルコ製。ゲルのお茶請けによく出されていた太いプリッツのようなお菓子がおいしかったので買ったが、これはカザフスタン製だそうで、たくさん入った袋が確か100円ちょっと。

 
レンガ造りの建物の中には肉屋が何軒も入っているが、どこの国でもお肉屋さんは写真を撮られるのを嫌がる。

 乳製品屋さんにはバターや様々なチーズ。
 
しかし野菜や果物はずっと少ない。

 
ストーブやじゅうたん、リノリュームの床材はゲルの必需品。
 カザフっぽい柄の食器もかわいい。

  
これも必需品のブーツや帽子もたくさん売られているし
 
蹄鉄やらムチやら、この地域で必要なものは何でもある感じ。

市場の見学が終わったら子供用のゴーカートなどがある町の中央の広場が集合場所。
 
ここで食べたヨーグルト味(?)のアイスがおいしかった。

これでウルギーの町の見学も終了、17時40分発予定の飛行機に乗るべく16時半に空港へ。

ところがチェックインしようとすると飛行機が2時間ほども遅れるとのことで、町に戻っても何があるわけでもなし、何もない小さな空港でぼーっと待つ羽目になる。

そのうちに何やら結婚式帰りらしい一団が車でやって来た。
 
しかし新郎新婦は飛行機に乗るわけではないらしく、なぜか空港ならぬ山の方をバックにひとしきり写真を撮り、我々にチョコレートのおすそ分けをして帰ってしまった。

 やがて同じ飛行機に乗るアメリカ人のグループもやってきてチェックイン開始。荷物を預けて待合室に入るが飛行機の姿は一向に見えない。
天気はどんよりと雲が低くなってきて、これはやばいかも、と話しているうちに大気が不安定なのでウルギーには来れないとの連絡が。しかもこの空港には夜間照明の設備がないので暗くなったら着陸できないとのこと。

しかし隣の空港なら夜でも飛べるということで、急遽220キロ先のホブドと言う町までバスが手配され
 
思いがけず立派なバスに乗り込んだのが20時半。乗客は我々とアメリカ人にモンゴル人で総勢30人ほど。

 車内ではシェフが用意してくれた最後のお弁当が役に立った。本来なら飛行機の中で食べるはずだったもの、こんな所で食べることになるとは。

すぐに外は真っ暗になってしまって、デコボコ道を体感しつつ眠り込んでしまい、気が付くと目的のホブド空港に到着、午前0時45分。

 
再びチェックインをして
 
小さな待合室で待つことしばし、やっとウランバートル行きの飛行機が来て、これに乗り込んだのが午前2時。

ウランバートルまで直行と聞いていたのに、帰路もウランゴム経由。
県都のウルギーにだけ夜間設備がないってどういうこと、と思いつつ
 意外においしいラップサンドの機内食をしっかりいただき、無事ウランバートルに着いたのが3時間半後、1時間の時差があるので現地時間6時半。

外はもうすっかり明るくなり、いやはや、ウランバートルは遠かった。


 ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする