東京国立博物館の「三国志展」を見に行ったのを機に、昔3巻目で挫折した吉川英治の三国志をもう一度読んでみようと思い立った。
ところが毎度おなじみアマゾンで検索すると、新刊では全巻揃えられない。
しかし普段は決して潔癖症などではないのだが、なぜか本に関しては古本がいささか苦手。
するとなんと、kindle版なら全巻がたったの99円で手に入るというではないか!
と言うわけで今まで気にはなりつつ、使い勝手に不安があって二の足を踏んでいたkindleをお買い上げ。
一番お安い4GBモデルで税込み10,621円。
早速使ってみると、大きさは文庫本よりわずかに大きく、重さもちょっと重い。
この差はほんとにわずかなのだけれど、片手で持つとやっぱりちょっと大きくて重いと感じる。
しかしさすが読書に特化しているだけあって、画面はタブレットなどと比べるとずっと疲れにくく、予想以上に違和感がない。
ページめくりなどまだ少し使い慣れないけれど、普通に読んでいる限りは問題なし。
文字の大きさを変えられるのはなるほど老眼の年寄り向けだし、これ一つに何百冊も入るとなると特に旅行先に持っていくのに便利だと思う。
移動中は必ず活字が欲しい者には、持っている本を途中で読み終わってしまうのは恐怖なのだ。
三国志の99円に感動してさらに検索していて、今度はモームの全作品集が450円で手に入るのも発見。
最近モーム先生にはまっていて、日本語訳は文庫でも結構高くて8冊で1万円近くも使ってしまったが、残りは英語版だが450円で読めることに。
大体欧米の本はペーパーバックでも日本の文庫に比べると大きくて重いので、こちらこそkindleが便利だろう。
と安いのをいいことに次々とダウンロードしていたら、死ぬまでに読み切れなくなりそうなので気を付けねば。