7月26日続き
ザイサントルゴイの丘から降りたらメルクーリ・ザハという市場へ。
食料品のみ扱うこちらの市場はあまり規模も大きくなく、
入ってすぐの所にこまごまと並べられた商品はほとんど輸入品のようで、こぎれいなアメ横と言う感じ。
日本、韓国、中国の製品はなぜか別室になっている。
生鮮食品はと言うとさらに奥の部屋。
さすがにここには野菜類も豊富だが、中国からの輸入品が多い様子。
肉類はさすがの豊富さでほとんどは牛と羊のようだが、魚は当然の如く川魚が少々あるのみ。
売り場はとても清潔でにおいもない。
乳製品売り場にはフレッシュなのからカラカラに乾燥したのまで、様々なチーズがいっぱい。
しかしあまり味のないこちらのチーズより
お昼を食べたレストランで売っていたこちらのチーズ、ゴーダ系のこれが200g近くあって200円弱と安くておいしい。
市場の脇にはスーパーへの入り口があって
こちらにも乳製品がずらり、お総菜売り場も肉料理ばかり。
こちらで買い求めたモンゴル製品は
まずは大好きな黒パン。
ソ連の影響で本格的なロシア・パン、特に大きな丸いパンがおいしかった。
手前は岩塩、奥のジャムが意外にも甘さ控えめでおいしくて、オレンジ色はシーバックソーンの100%ジュース。ビタミンC豊富なこれをモンゴルの特産品にしようとしているようだ。
このスーパーにももちろんお菓子は売っているけれど、品ぞろえがもう一つだったので、スーパーのお向かいに見えたチョコレート屋さんへ。
「ゴールデン・ゴビ」はモンゴルの明治、といったところだろうか。モンゴルとチョコレートは似合わない感じだが、これもソ連の影響か、意外なほど質が良くておいしい。
残った現地通貨を全部出してどれがいくつ買えるかとやっていたら、カウンターの奥のお姉さん、少しまけてくれたらしくて、最後の1円まで使い切り。
買い物が終わったら今度は伝統芸能鑑賞のために劇場へ、と最終日は盛りだくさん。
トゥメン・エヘというグループのこのショーは観光の定番らしく、劇場は外国人でいっぱい。
歌や踊り、楽器の演奏に上海雑技団のような曲芸まで見せてくれるが、やっぱり一番人気はホーミー。ほかの出し物とは拍手の大きさが明らかに違う。
1時間めまぐるしくいろいろな演目を見せてくれるので退屈しないが、正直ウルギーのグループの演奏の方が素晴らしかった。
ウランバートルの観光もこれにて終了、空港に行く前に市内で夕食ということで
The Bullというしゃぶしゃぶのお店へ。中国風のこの料理がモンゴル人にも大人気だそうで、広い店内もお客さんで満席。
お鍋は一人一つづつ、目の前のIHヒーターに乗せられ、肉は牛、羊、馬が食べ放題。
馬肉は脂が少なすぎてしゃぶしゃぶにするとちょっとパサパサ、やっぱり羊が一番おいしい、と最後まで羊三昧で満腹。
空港でガイドさんたちと別れて出国エリアに入るが、1階はとても狭い。
二階に免税店があるのだが、こちらは暗くて上がってくる人も少ない。
この二階にプライオリティパスで入れるビジネスクラスラウンジがあるので行ってみると
かなり狭いが人も少なく、ゆったり座れるのがありがたい。
食べるものも甘いものがちょっとあるだけだが、デザートにといただいたキャロットケーキが思いのほかおいしかった。
7月27日
23時15分の定刻に飛び立った大韓航空でソウルの仁川に着いたのが朝の3時。
この時間ではさすがにこの空港にも人気はない。
成田行きまでには7時間もあるのだが
仁川には電源からWiFi、無料のシャワー室まで備わったトランスファーラウンジがあって
こんなベッドが並ぶ仮眠室も無料と至れり尽くせり。
結構人はいたが、ツアー一同なんとか寝床を確保して、3時間ほど睡眠。
7時にやっと往路に使った「ラウンジ L」が開いたので
ビビンバなどいただいて朝ご飯。