4月26日 続き
馬籠宿から25分で中津川駅に到着。
ここで次の目的地、下呂までと、明日の帰りの切符を買おうとして大ショック。
当然「ジパング俱楽部」で30%引きのつもりでいたら、「4月27日からGWの除外期間に入るので割引になりません」。下呂までの片道も距離が足りず、結局正規料金で購入。
まさか27日からとは思わず、5000円損した気分。
中津川からは中央本線で多治見、ここでマイナーな太多線に乗り換えて美濃太田へ。
するとここでまたアクシデント、乗ろうとしていた「特急ひだ」が40分遅れ。駅員に聞くと「次の普通に乗ってください」ということで
ロングシート、ワンマン運転の各駅停車に乗ることに。
近所の学生たちが乗り降りする列車は飛騨川に沿って山の中に入って行く。
途中で美濃路から飛騨路に入り、天気も回復してきて車窓の川の緑がきれいだ。
結局特急なら1時間の所を1時間半かかって下呂駅に到着。
特急券1200円を返金してもらったら宿の送迎バスに乗り込む。
今夜の宿は下呂温泉でも一番大きな「水明館」さん。宿は駅のすぐ近くなのだけれど、駅の裏手にあるのでバスは便利。
大きな入り口を入り、フロントでチェックイン。
広いロビーから仲居さんに案内されて部屋に向かうと
大きな土産物売り場にゲームコーナーまである。
今回は弟のお勧めでここにしたが、いつも鄙びた宿や家族経営の小さな宿に泊まることが多いのでこんな大規模ホテルは久しぶり。
3つの建物を繋げた複雑な造りの館内を延々と歩いて山水閣4階の部屋にやっと到着。
これは案内をしてもらわなければ到底行きつかない。
部屋はまた和室を改造した和洋室。窓からの眺めも悪くないけれど、正直もう一つ使い勝手が悪い。
なんてぼやきながら、お着き菓子をいただいてお風呂へゴー。
この巨大旅館には大浴場が3つあるので、まずは臨川閣の下留の湯へ。
臨川閣はこの宿でも一番格上の棟だけれど、この壁画の趣味はいかがなものか。
お風呂はさすがに大きくて、自慢はたっぷり使われたヒノキ。
写真はHPから
お湯は無色透明、無味無臭のアルカリ性単純温泉でここもph9.4、なので昼神同様、入った途端にツルツル。
56℃の源泉に加水、一部循環で塩素消毒もしているそうだが、小さめの浴槽の檜風呂のお湯が一番気持ちよく、昼神の方が少しツルツルが強いが湯冷めはこちらの方がしにくい感じ。
遅めの時間に入ったので途中からは広いお風呂を独占できて気持ち良かった。
館内があまりにも広いので、お風呂上りは部屋へは戻らず、そのまま夕食へ。
和洋中の選択肢があるところ、和洋折衷コースを選ぶとロビー横の「常盤」が食事処に指定された。
とても広いレストランで、例によって外国人のお嬢さん方に案内されて席へ。
テーブルに用意されていたのは前菜とお造りにホタテつみれの小鍋。お刺身の質が昨晩とは違うと一安心。
鰆の幽庵焼きは包まれていたセロファンを開くととてもいい香り。若筍饅頭の餡が上品。
和牛のステーキもちゃんと噛み切れる柔らかさだし(笑)、御飯に続いて登場したデザートは地味なロールケーキがとてもおいしい。
とお腹はいっぱいになったが、今夜の食事はこれで終わらない。
同行の友人がちょうどお誕生日だったので、デザートプレートをお願いしておいたところ
こんなかわいい飾りつけで登場。
友人にも喜んでもらえてよかった。
夜、寝る前には部屋のお風呂へ。
ユニットバスだが、このお風呂には源泉が入れられる。
それでこの部屋を選んだのだが、お湯が熱いのでうめざるを得ず、この閉ざされた小さなお風呂ではやっぱり温泉気分にはならなくて、いささか期待外れだった。
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当時も リッチな人々のハネムーンと言えばハワイ、
もっとリッチな人々は米西海岸とか欧州へ。
が、「今 富とか名誉ならばいらないけど翼がほしい」私たちは
翼を急行"高山"にかえ 下呂・高山二泊三日のハネムーンに!
その第一夜 下呂の旅館が確か「水明館」でありました。
学生時代から "清らかなおつきあい"をつづけていた私たち!
いわゆるひとつの "ハネムーンベイビー" を授かった旅館です
懐かしい…と言っても 旅館も下呂も記憶は薄いのですが
なんせ清らかな私たちでしたから 新鮮かつ濃厚な記憶も…
赤い鳥「翼をください」
♪https://www.youtube.com/watch?v=la35ph4gpuA&t=1s
※それにしても「いま 富とか名誉ならばいらない」との歌詞、
この一節を省いた「翼をください」の歌詞や歌が…。
世も末だわ…
しかもハネムーン・ベビーとは。
半世紀で旅館も随分変わったでしょうか。
「記憶が薄い」のは奥様しか目に入っていなかったのでしょうね。
その後、下呂温泉の再訪はないですか。
お肌ツルツルになるお湯、奥様が喜ばれますよ、きっと。