Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

アルバニア周遊 12 ジロカストラ

2024-11-02 16:19:25 | ヨーロッパ

9月23日

今日から最終日まではクルヤを案内してくれたエグロン氏と一緒。
時間通りに迎えに来てくれて、細かい気づかいをしてくれるのでこの先は楽チン。

ティラナを出て少し郊外に出ると、道端に野菜や果物を売る屋台がたくさん見える。これに興味を示すと早速車を停めてくれた。
 トマトやら梨やらブドウやら、値段はほとんど何でも1キロ1レク(約160円)。
 
中に道端でたくさん見かけた柿、まだ緑色でいかにも渋そうだが、これを買ってくれたので食べてみると意外にも甘くて渋みは全くない。しかも皮が薄いので丸かじりできる。今はこの柿が旬、もっと赤くなって柔らかくなる柿も人気があるのだそうだ。

 
道はよく舗装されて快適、交通の要衝、エルバサンを過ぎて南に向かうにつれて周りに山が多くなる。

ティラナから3時間ほどでテペレーナと言う町まで来た。
 
街の中心で寝そべっているのは18世紀にこの地方で勢力のあったアリ・パシャ。ナポレオンやビクトリア女王と手を組んでオスマントルコ時代に半独立の領地を保ったので人気があるらしい。

アリ・パシャの見つめる先には川の合流点がある。

この景色を見下ろすところにガソリンスタンド併設のカフェテリアがあるので、ここでランチ。
   
 
料理は煮込み系の物が多くて、選んだのはタフコーシというアルバニア料理。羊肉をヨーグルトで煮込んだ料理で、酸っぱい味が珍しい。パンは取り放題、この一皿が550レク。

この辺りの道端では蜂蜜をたくさん売っていて、一つ買いたいというと心得たとばかりに車を停めてくれた。
 
ここには山からの湧き水が出ていて、皆さん車を停めて水を汲んでいる。この水が冷たくてとてもおいしい。
蜂蜜は一瓶500レク、アカシアの蜜だそうだ。

ここを出るとすぐに山の上に城が見えてきて、これが世界遺産のジロカストラ。
  
 
入場料400レクを払って中に入ると、石造りの回廊脇にはずらりと第二次大戦時の砲撃機や、小さな戦車などが並んでいる。

ここを抜けるとテラスに出て城の建物を外から見ることができるが、ここは共産党時代には「7つの窓」と呼ばれる政治犯の収容所だったそうで
 
4世紀以来の歴史よりもこちらの方がアルバニア人には重要らしい。

 
この先の壁の中にはオスマントルコ時代には工房や店が並んでいたらしいが、ここで見るべきはテラスからの景色。

 
 
ジロカストラは「石の町」と呼ばれるそうだが、名前の通り、屋根まで石造りの家が立ち並んでいるのが見える。

 
テラスの先の門をくぐった先には石造りの時計塔。 
 城の反対側をずっと歩いて行くと城壁の先まで行くことができて

こちらから見る家々もかわいらしい。

城からの眺めを堪能したら、上からも見えたオールドバザールへ。
   
 
石畳の道に上階の張り出したトルコ風の建物が並び、1階は土産物屋やカフェになっているけれど
 
観光客だらけでもう大変。

運転手氏とはバザールを出た所にあるお菓子屋さんで待ち合わせ。 
 
Kalimeraというこちら、有名店だそうで中には洋菓子やらトルコ風の菓子やらいっぱい。
暑いのでジェラートに転んでしまったが、お菓子も買ってみればよかった。


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コメント (3)
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