5月20日 続き
サン・アントニオ火山から降りたら元来た道を戻り、
フェリーの姿も見えるサンタ・クルス・デ・ラ・パルマを通り過ぎて
島の北東にあるサン・アンドレスという村へ。
カラフルな家の並ぶこの村の戸外で本日のお昼。
まず登場したのはグリルド・チーズにモホソースがかけられたもの。
チーズはこの島の山羊乳で作られたパルメロ・チーズ。キプロスのハルミチーズのようにキュキュッとした食感だが塩気は少なく、フレッシュなので山羊独特の臭みはまったくない。
モホソースはカナリア諸島を代表するもので、ニンニクにクミン、オリーブオイル、酢をベースとして赤は唐辛子、緑はコリアンダーを加えたもの。スーパーや土産物屋にも瓶入りが売られているが、ここのはさすがに手作りで、今回の旅で食べた中では一番おいしかった。
そしてウェイター二人に運ばれて来たのはメインのパエリア。
いささか水分が多くてパエリアというよりはリゾットと言う感じだったけれど、海老の他に貝類やイカなども入ってウマウマ。しかしツアー一行15人に現地ガイドとドライバーの17人で食べてもこの鍋の半分がやっと。残りはどうなったのだろう。
デザートの生クリームも濃厚で、この島の乳製品にはずれなし。
食後はこの村の遊歩道を散歩。
小さな教会がいくつもある住宅街を抜けると
周りはバナナ畑。小さな橋があるが川は流れていなくて、ここまでの3島のどこでも深い谷だらけだが川は一つも見なかった。聞けば雨の少ないカナリア諸島、水源からの水はすべて農業用に水道管を通しているので流れる川はないのだとか。
大きなソテツなどが植えられた遊歩道の片側は海で、水はきれい。
バナナ畑ではバナナの赤ちゃんを見て
バリのペンジョールというお盆飾りのような植物には花穂がいっぱい。
足元には顎下の青も鮮やかなトカゲも現れた。
途中には天然プールの看板があって
曇り空の下では写真のような鮮やかな青には見えないが、おじさんが飛び込むとかなり深そうなプールだった。
散歩の最後にあったのはラム工場。
試飲もさせてくれたようだが、今回のツアーメンバーに呑み助はいなくてラムは売れなかった模様。
サン・アンドレス村を出た後はちょっと内陸に入ったロス・ティロスという所へ。
ここには珍しく緑の照葉樹やシダがいっぱいで、崖の下をトンネルなどもくぐりながらしばらく行くと突き当りにはきれいな滝が現れた。
この滝が落ちた先にも川は流れていなくて、水はすべて水路と水道管に導かれている。この徹底ぶりには驚いた。
←人気ブログランキングへ一票、お願いします。
最新の画像[もっと見る]
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます