Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

アルバニア周遊 20 オフリド後編

2024-11-25 14:50:41 | ヨーロッパ

9月27日 続き

St. John of Kaneo 教会から背後の丘を登って行く。
 
意外な急坂は途中から林の中に入って、視界が開けると大きな白い建物が見えた。
ここはどうもSt. Clement という大学らしい。

これを過ぎると丘の頂上に立つオフリド城塞にたどり着く。
 入るのには入場料が必要、城壁の中には何もないが
 
 

城壁の上から湖や市街地を見下ろせるのだから、やはりここに来ないわけにはいかない。

城塞が築かれたのは10世紀、市街にたくさんある教会の多くはビザンチン時代の13世紀頃の物、そして少し丘を下ると今度はローマ時代の古代劇場が見えてきた。
  
この町の歴史がいかに重層的かがよくわかる。今ここで記念撮影をしている団体は中国人だ。

ここから少し東にあるのは大きな Holy Mary Perybleptos 教会。
 
1295年創建のこちら、中のフレスコがきれいなのだが撮影禁止、なので画像はネットから拝借した。
教会の入り口にはパトカーが停まっていたが別に止められることもなかったので中に入ると、なにやらタカビーな女性が教会の人と打ち合わせ中。この後、例のハンガリーの首相がここを訪れたらしい。

 教会の前からは先ほどまでいた城塞が良く見える。
敷地内にはイコンの美術館もあって、普通なら入る所だがもう疲れたし、おなかも空いているので今回はパス。

階段を下って湖畔近くにたくさんあるピザ屋の一軒へ。
  
 
アルバニアも北マケドニアもピザ屋がたくさんあるが、ここは可もなし不可もなし。

食事の後は2時間ほどホテルに戻ってお昼寝。
夕方、陽が傾いてからまたちょっと街の散策へ。

ホテルの前の坂をちょっと上がってみると、犬がぎゃんぎゃん吠える小さな教会があった。
 
St. Nicholas of Wonderworks という素敵な名前のこちら、管理人のおばさんが犬を押さえてくれたので入ってみた。
  
 
すると小さいながらここにも素朴なフレスコ画が残る。
最初は「写真禁止」と言っていた管理人、我々が日本人だとわかると「日本人、大好きなの!いくら写真撮ってもいいわよ」と大歓迎。入場料も取らなかったのは最初から無料なのかどうかよくわからないが、日本人の評価が高いのは実にありがたい。その名を傷つけないようにせねば。

教会を出る頃には丘のこちら側の家々はもう陰に沈んできた。
  
城塞の上の北マケドニア旗だけが明るく陽を受けている。

そこで湖畔まで下ると
 
サンセットクルーズに乗り込む観光客がいっぱい。これを見送って湖に沈む夕日を眺めた。

湖畔からは朝も通ったメインストリートへ。
 
この町にはアクセサリー屋がとても多くて、この通りにもいっぱい。というのもここにはオフリド・パールと言う特産があるから。パールと言っても貝の中で育てる真珠ではなく、貝殻粉末と魚のうろこを使って作るとか。なので値段はかなりお手ごろ。

スーパーを覗くとちゃんとマケドニア製品のコーナーができているのは気が利いている。
その多くは瓶詰なのだが
  
 城から下りてくる途中では庭先でパプリカを炭火焼きして瓶詰を作っている人を見かけていた。このおばちゃんから一つ買えばよかった。

お菓子屋さんに並んでいるのはロクムやバクラヴァの類。
 
北マケドニアはアルバニアよりもトルコの影響が強く残っているように感じる。

さて、そろそろ夕食、と昼間目を付けていたレストランに行ってみると予約でいっぱいだと言う。
メインストリート沿いはカフェばかり、そこで仕方なくホテル近くの別のレストランへ。
 
伝統的建物の中で内装も雰囲気がいいのだが
 
ナスの詰め物は予想とはだいぶ違うもの。メインは地元料理らしいものがなくてシュニッツェルになってしまい、マケドニアの食事はちょっと残念だった。


 ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« アルバニア周遊 19 オフリ... | トップ | アルバニア周遊 21 聖ナウ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ヨーロッパ」カテゴリの最新記事