マドンナのナイショ話

あなたに話したいあれこれ

母の日

2005年05月09日 | イベント・行事
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8日は母の日だった。
母の日が近づくと
街は「Mather’s Day」の宣伝でいっぱいだ。
女性の気持ちをそそるような商品が
売り場や特設コーナーに設けられている。
そんな宣伝に刺激されて
誰もが母へのプレゼントを考えるのだろう。

思えば子供が最初にプレゼントをしてくれたのは
幼稚園の年少さんの時の「母の日」だった。
「おかあさん ありがとう」と画用紙いっぱいに私の似顔絵を描いて
幼稚園から配られたカーネーションと一緒に持ち帰った。
その絵は「へのへのもへの」のような絵だったけれど
私は嬉しくてリビングの一番よく見える壁に貼っておいた。

ずいぶん遠い記憶なのに・・・
その時、幼子からもらう初めてのプレゼントに
私は我が子を抱きしめてキスをした。
私の子育て主義はいつも温もりを伝えて来たつもりだ。
叱ってお尻を叩き泣かせた。
そして「ごめんなさい」を言う我が子を
今度は思いっきり抱きしめた。

少々の悪さには目をつむり、門限という規則も無理強いしなかった。
子供は親の思い通りには育たない。
私自身きっと父や母の思い通りには育たなかった娘だから
それを棚に上げて子供を自分の所有物のようには扱いたくなかった。
アドバイスはしても、規則や善悪は自分の中で決めることだと
私の中でも変に冷めた部分があった。
今となってはそれがよかったのか・・・どうか疑問であるが。
優しいところのある子供たちをみると合格点だと思いたい。

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さてさて・・・
今年も母の日のプレゼントを子供たちから頂いた。
娘はカーネーションの花とケーキを贈ってくれた。
ケーキのプレートには娘の文字で
「お母さん ありがとう」と書かれていた。
心斎橋にあるこのケーキ屋さんは
プレートの文字を書かせてくれる。
私の大好きないちごの生クリームだ。

それにカーネーションの花を母の日にもらうのは本当に嬉しい。
子供からもらう「勲章」のようだ。
照れ屋の娘は気の利いた言葉のひとつも言えない性質である。
きっと主人に似ているのである。
「お母さん、はいこれ!」そう言って私に手渡してくれた。

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息子は私を喜ばせる天才である。
親に全く頼ろうとしない娘に対して
息子は今でも私に頼る。
「いい加減にしなさい」と言いながら、きっとそれが嬉しい私。
男の子は母親にとって特別な存在なのかもしれない。
その息子が4月のバースデープレゼントと一緒に
母の日にネックレスをプレゼントしてくれたのだ。
しかも私の大好きなブランドの「4℃」のネックレスだ。
シルバーのtears(涙)のネックレスだった。

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私のバースデーが給料日前だったので
「今度給料が入ったらプレゼントするね」と
言っていた。
夕方地元の友人と出かけた息子は
4℃で買ってくれたようだ。
息子に
「ネックレスを買うの恥ずかしかったでしょう?」と
訊ねると
「母の日のプレゼントだと言うと親孝行ねと言われた」と言った。

二人からのプレゼントに何だか涙が出そうになるのをグッと堪えて
「ありがとう。お母さんは幸せだわ」と言った。
私の喜ぶ顔を見て二人は嬉しそうに笑った。
あなたたちの笑顔が一番のプレゼントなのだ。
私には大きなひまわりが二人いると思っている。

母である喜びを噛み締め実感する「母の日」ある。




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