リリー＆梅

今日は我が家の猫のお話聞いてくれますか？
我が家にはリリーと梅という2匹の猫がいる。
夕方外出先から帰宅すると、猫たちがお昼寝中だった。
この2匹はかなり年が違う。
リリーはこの5月で14歳になった。
そして梅は今秋6歳になる。

私は子供の頃から実家で猫を飼っていたが
2匹一緒に飼ったことがなかった。
だから猫にもそれぞれ性格があるということを知らなかった。
この2匹はかなり性格の違う猫である。

人間でいうならきっとリリーはＯ型、梅はＢ型である。
Ｏ型人間はどうで、Ｂ型人間がどうでとは言わないが
どちらも個性的である。

この2匹は肌寄せ合って寝たことがない。
梅はリリーのことが好きでたまらない様子。
でもリリーは「かんべんしてくれ！」っていつも逃げ腰。
冬の間、電気敷毛布を敷いたソファーの上で
梅はジワジワとリリーのそばに寄って行き
リリーはジワジワと梅から離れてゆく。



今、昼間の2匹のハウスは
どうやら決まっているようだ。
リリーはキッチンにある
私のパソコンデスクの上のダンボール箱の中。
梅はソファーの座布団の上。
この2匹はそれぞれに
ぬいぐるみをそばに置いて寝るのが好きだ。
枕にしたり肌に触れたりしている。
きっと母の温もりを求めているのだと私は思っている。



私はどうしても私だけを慕うリリーが可愛い。
夜は必ず私のパソコンデスクで寝ている。
梅は誰とでもどこででも何時でも寝る。
それがまた家族には人気があるようだが・・・。
リリーは私でなきゃダメなのだ。
こんなにも私を求めているなんて可愛いじゃないかと思う。

猫は賢い。人間の会話がわかっている。
じっと目を見つめてやると照れたりする。
猫は我侭であるけれど、寂しがり屋でもある。
私の家での様子は誰よりも猫が知っている。
もし猫がおしゃべりすれば大変だと思う。

「お母さんは今日お昼寝していた」とか
「お母さんは今日電話ばかりしていた」とか
とんでもないことを家族におしゃべりするだろう。
猫言葉を理解できない家族でよかったと思う。

猫は私のすべてを知っていて
きっと私の心模様までも知っているに違いない。
そして猫は秘密を守るとても賢いパートナーでもある。

写真はタヌキみたいなのがリリーで、牛みたいなのが梅。
我が家の癒しの存在である。