![]() | FP技能士3級 合格マイスター 過去問&予想模試 '14-'15年版 |
クリエーター情報なし | |
実務教育出版 |
先に紹介した、FP技能士3級の受験テキストである「’14-’15年版 FP技能士3級 合格マイスター 基本講義」と対になっているのが、この「'14-'15年版 FP技能士3級 合格マイスター 過去問&予想模試」(菱田雅生:実務教育出版)である。
私は、よほどの難関資格でない限り、問題集1冊あれば十分と考えているし、実際それでやってきた。もちろん、それなりの問題集を選ぶ必要があるが、忙しいサラリーマンなど、分厚いテキストを最初の1ページから勉強するような暇はとてもない。やっとテキストを仕上げたとしても、それではどこが試験のポイントになるのかが分からないのではないか。これが過去問題集だと、実際に出た問題なのだから、出題されたところがポイントなのだと直ちに分かる。だから、過去問を過去5回分くらい、内容を理解しながら何度も繰り返すのである。こういった試験では同じ問題がでることもあるのだが、少し内容を変えただけの問題がでることもある。単なる丸覚えでは、後者の場合に対応できなくなってしまう。
本書では、まず簡潔に、各章のテーマに関する要点が掲載された後、過去問が答と見開きの形で続いている。赤字のキーワードを隠すことができる赤色のプラスチック板が付いているのは、テキストと同じだ。前書きには各問題に3回は取り組んでみようとあるが、あまり馬鹿正直にやる必要もない。明らかに正解できるという問題には、印をつけておいて次に繰り返す時は、飛ばしてしまう方が効率的な勉強ができるだろう。また、内容で分からないところがあれば、テキストやネットなどで、その部分を十分に理解できるまで調べつことも大切だ。
確かに、これをやっておけば、この試験、合格できそうだ。あえて難点を言えば、300ページ以上もあるので重いこと。しかし、これは、真中から2つに切って使うという方法もある。この試験の内容は、社会生活をするうえで、知っておいて損はないことばかりだ。各自、色々工夫しながらこの試験の合格を目指して欲しいものである。
☆☆☆☆
※本記事は、姉妹ブログと同時投稿です。