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新山口駅(旧小郡駅)の新幹線口に降りると、写真の種田山頭火像が迎えてくれる。山頭火は、現在の防府市生まれ。大地主の家に生まれたが、家は没落。まともに働くことができず、一生を酒と漂泊で送った人生だった。
しかし、彼の詠む自由律の俳句は、どこか哀愁が漂い、人の胸を打つ。近くには、山頭火が昭和7年から13年まで営んでいた「其中庵」を再現したものがある。山口市を訪れる文学ファンは、中原中也記念館がお目当てという方も多いのだろうが、こちらの方も、ぜひ訪ねてみてはいかがかと思う。
○参考記事
・書評:種田山頭火~漂泊の俳人