小顔の効用と、いかにして小顔を作り上げるかを説いた、
「2か月セルフケア「愛され姫の魔法の小顔! 」-世界を見てきたゴットハンドがすすめるアンチエイジング」(柴崎知加:セルバ出版)。
なぜ、世の中の女性たちは、小顔を目指すのか。もちろん、キレイになるためである。でかいワラジのような顔(←あるのか?)と、可愛らしい小顔では、どちらが綺麗に見えるかは言うまでもないことだ。本書は、小顔の効用として、可愛らしさ、愛らしさ、美しさ、上品さがアップすることを挙げている。これに異論はない。小顔の方が、絶対にオトコにはモテる。しかし、決して、テレビなどで見かける、小顔の可愛らしいモデルさんやタレントさんと同じようになろうなどと思ってはいけない。本書が強調するのは、個性を大切にするということ。一人ひとりがみな違うのだ。
それでは、どのようにして小顔を作るのか。小顔作成は、まず自分の顔を知ることから始まる。そこから自分が目標とする顔のイメージを明確にする。そして、それをどのように目標にに近づけていくかという戦略を立てるのである。このとき、絶対に無理だろうというような、自分とかけ離れた顔を思い浮かべてはいけない。どんなに努力しても、誰もがオリンピックで優勝できるようになるわけではないように、ものには限度というものがある。自分の個性を活かして、自分なりの可愛らしい顔を目標にすることが大切なのだ。
小顔を作るためには、表情筋を鍛えることが大切だという。これが歳とともに衰えてくると、小顔から離れてくるらしい。本書では、歳を取るとどのような顔になりやすいかというタイプ別に、それを防止するためには、どの表情筋を鍛えれば良いかについて解説されている。だから、1日15分、本書に紹介された方法を実行していけば良いのだ。ここで大切なことは、自分を信じることである。自己暗示の効果をばかにしてはいけない。
まずあるべき姿と現状とのギャップを明確にして、それを埋めの努力をしていくというのは、ビジネスの現場でもよく言われるPDCA(Plan⇒Do⇒Check⇒Action)の管理サイクルを回すことに似ている。上記のことは、そのうちのPDに当たるわけだが、例えば、効果が思ったほど出なかった場合にはどうするか、逆に出すぎた場合にはどうするかなどの、CAの部分にについてはほとんど述べられていなかったのは残念である。
ところで、小顔になると、「同じ身長なのに・・・8頭身になります」(p51)とあったが、さすがにそれは無理だろう。イラストもあったので、疑い深い私は、実際に測ってみたがせいぜい7頭身だった(笑)。でも大切なのはバランスで、バランスが良いと、スタイルが良く見えることは間違いない。
本書では、実際のメソッド部分は、第4章に書かれており、全体の1/5程度の分量しかない。だから、手っ取り早くやってみたい人は、まず、1章を読んで、自分の顔のタイプを把握し、それから第4章を読んで実践するというやり方がよいだろう。読み飛ばしたところは、後でゆっくり読んでも問題はないと思う。
頭骸骨の大きさは変えられないのだから、小顔にするということは、結局のところ、表情筋を鍛えるとともに、いかに顔の脂肪をコントロールしていくかということだと思う。後は、目の錯覚かな。脂肪がつくと、実際以上に顔が巨大に見えるものだ。これが首と顔の区別ができなくなるくらいまで脂肪がついてくると、さあ大変。
かっては美少年だった私も、やはり年齢とともに顔が大きくなったような気がする(あくまで気がするだけで、決して巨大な顔ではないので念のため(笑))。男だって、脂ぎった大顔ではオヤジ臭くなるだけである。できるオトコは小顔を目指すべきだ。さあ、小顔になるぞ!
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