大分前にアニメでも放映されていた作品の2巻目。デンキ街にあるマニアックな本屋さん「COMIC うまのほね」で奮闘するスタッフたちの日常を描いた物語だ。ここで働く人たちは個性的な人ばかり。一番面白いのが、エロマンガの知識がすごく、客に適切なアドバイスをすることができるソムリエと、ゾンビ大好き女子高生の腐ガール。ちなみに二人は互いに好意を持っている。
その他、漫画家を目指す先生とその先生の道人活動を手伝っている海雄、キャスケット帽とカメラが離せないカメ子、「非オタ」枠で乗せられ安いひおたんなど面白そうな人ばかり。
描かれているのは、新刊ラノベの深夜販売の様子。それにしても深夜販売なんてあるんだ。地方では聞いたことがない。それと1月1日の様子。この日は俗に「コミケ4日目」(なぜか作品中ではコミカと書かれているが)と呼ばれ、コミケ3日分の同人誌が、委託販売でショップに並ぶらしい。
ソムリエは、ソムリエ会と称して、この店でエロエロな本を客に紹介するイベントをよく行っている。このソムリエ会の来るのが、「エロ本Gメン」の女性。摘発しに来るのかと思えば、
私は・・・不健全人間です これからも不健全な本・・・教えて下さいね
だって。
特に大きな事件が起きる訳ではないが、全体的にユーモラスで面白い。読んでいてついにやにやしてしまう。
☆☆☆☆