この漫画を一言で表せば、樹乃倉厳と言うソロキャンプが大好きな34歳のおっさんと、草野雫という20歳のかわいらしいキャンプ初心者とのラブコメなんだろうか。
この巻では、滝川彰人という厳の高校時代からの友人が出てくる。彰人は無二の親友と言っているが、厳に言わせれば腐れ縁らしい。
ところで彰人君、どう見てもかなりのチャラ男に見える。これはもしかして、厳と雫の間に入ってくるお邪魔虫になるのかもと思ったのだが、人は見かけによらないもの、意外にも、厳と雫の中を応援して、深めようとする。
雫は明らかに厳のことが好きなのだが、肝心の厳の方は14歳も歳が離れていることを気にして、雫が自分に気があるはずはない、自分はあくまで雫のキャンプの師匠であると思い込む。果ては、
「そうか!! 俺は雫を一人前のソロキャンパーに育てたかったのか!! そうに違いない!!」
と一人納得する始末。
いや、それ違うからね(笑)
二人のすれ違い具合がなんとも面白いのだ。雫は九州弁なのだが、これがなんとも可愛らしい。方言女子っていいですなあ。されさて二人の関係はどうなっていくのか。
☆☆☆☆