チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

Gパン

2014年03月24日 | 身の回りのもの

晴れ、16度、78%

 今、私のタンスには6本のGパンが入っています。Gパン頼りの生活始まったのは、息子が公園デビューをした頃ですから、35年近く前のことです。公園の帰り道、汚れた砂場の道具に眠たげな息子の手を引いて、自分のスカートも泥で汚れています。周りを見回せば、みなさんGパンです。よく寝る息子を家に残して、急ぎデパートに駆け込んで買って以来、Gパンなしの生活は考えられません。随分と沢山のGパンをはいてきました。

 Gパンも流行があります。高校の頃は、それこそ裾の拡がったラッパ型、最近のものより裾広がりでした。ピタピタのスキーパンツのようなGパンもありましたね。近頃のGパンは、形も長さもこれっといった流行がなくなったように思います。好きなようにはくGパン。

 仕事着だったGパンです。そして、どんな体型の人にだって似合います。トップに持ってくる色も、すんなりと受け入れてくれるGパンです。上着の素材だって、選り好みせずに何でもいいよと太っ腹、こんな着るもが他にあるかしら、と絶賛します。繊維の進歩で、薄めのものも、柔らかいものも出てきました。ごわごわとしたGパンのイメージは今やもうありません。しかも、5星のホテルですら靴さえちゃんとしていれば、ドレスコードのない日には,Gパンでも大丈夫。これはほんとにありがたいことです。おかげで、私はますますGパンをはくことが多くなりました。とはいっても、香港の蒸し暑さ、一日中はいていられるのは、11月から3月までです。日中25度を越すと、そそくさとGパンを脱ぎます。

 ブランドものの高いGパンを買ったこともありました。いかんせん、私は背も低く腰などもペッシャンコ、出来るだけ体に添うGパンといえば、地元香港ブランドの一番ちいさなサイズです。ウェストも腰もピッタリと納まるGパンが好きです。一日はくと、やや伸びてしまいます。洗い立てのGパンほど気持ちのいいものはありません。

 11月から3月までは、毎日Gパンです。それでも、ちゃんとよそ行きのGパンというのがあります。色もやや濃いめ、一番大事なのは膝が白くなっていないこと。掃除のとき膝をつく癖があります、外で犬猫に出会うと、これまた膝をついて挨拶などします。おかげで両膝とも白く色抜けしています。

 Gパン好きは、お気に入りの一本があるといいます。写真のGパンが私のお気に入りの一本です。もう10年以上はいているので、洗っても洗っても、ややサイズが大きめになってしまいました。膝は白く、ベルトをしたって両手がウェストに入ります。それでも、このGパンをはいている時は、なんだかいい感じです。6本の内一本だけ白いGパンがあります。これは日本でいえば、春や秋用、もしくは、機内用。旅先でどんな方にお会いするかわかりません。ブルーのGパンではちょっとね、と思う時には、白いGパンはお役立ちの一本です。

 今年も秋までGパンとお別れの時期になりました。昔、少しずつ色が違った(つまりブルーのグラーションのように)Gパンを18本も持っていた頃があります。タンスを開けて、そのブルーの色を見るのが好きでした。もうそんなことはしませんが、きっと、もっと歳がいってもGパンをはいていると思います。

コメント
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