チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

栗づくしのクリスマス

2014年12月26日 | クリスマス

小雨、14度、92%

 クリスマスの朝は、ケーキから始まるのが例年の我が家です。香港はパブリックホリデーでお休みですが、主人は深圳の事務所や工場に出向きます。夕飯のお腹いっぱいの後では、ケーキはもう沢山になりかねません。そこで、朝、皆でケーキを頂きます。

 今年ブッシュドノエルは、栗のクリームにするつもりです。 真空パックのフランスの栗、 お砂糖が入っていないやはりフランスの栗のピューレがあります。このゴリラのマークのクレマンフォンジェ社のマロンクリームは、砂糖が入ったタイプと砂糖なしがあります。砂糖入りは少し甘さがきついので、砂糖なしを買ってみました。バターと砂糖とラム酒を合わせてバタークリームを作ったのですが、このマロンピューレの量が多すぎて、うまく、デコレーションできません。ちょっとがっかりなブッシュドノエルになりました。 真ん中に、真空パックの栗を入れて巻きました。 切り口はご覧の通り。デコレーションがうまくいかなかったので、随分へこんでいましたが、お味の方は、上出来です。次回はもっと伸びの良いクリームに仕上げてみます。

 この半月、家にこもってチクチク。大きな作品は全体像が掴めません。それでも、ひと刺しがなければ前に進まない刺繍です。何事もこのひと刺しよね、などと呟きながら小さな麻の目と格闘しています。そんな中、こうした行事食を作る時間も、実は、もったいなく感じます。でも、毎年のことです。何が面倒かって、いろんな材料を探しにあちこちの市場やスーパーを廻ることです。一旦揃えば、後は家の調理家電をフル活用して主人の帰る時間をみながら、短期決戦。

 今年のテリーヌは、ホタテか魚のファルスをと思っていたのですが、急遽、ささみとロースハムで作りました。 秋に種を蒔いた、美食家のパセリとも呼ばれるセルフィーユの緑で飾ります。切り口は、  オクラに赤ピーマン、シイタケで。

 さあ、今年のチキンには何をつめようかなあ?栗の真空パックは、ケーキに使っても余ります。昨年は、その栗とマッシュルームでスタッフィングを作りましたが、今年は頂きものの、日本の富士リンゴを使ってみました。 これは大正解。富士のさっぱりした甘みが栗のホッコリとよく調和しています。しばらくはこれが定番になりそうです。

 今日はこれらのレフトオーバーを片付けるという名目で、また一日、チクチクに励みます。

 毎年作り続けたものばかり、ブッシュドノエルがうまく巻けない年もありました。テリーヌが、しっかり固まらない年もありました。チキンが白っぽく焼けたこともありました。作り続けることの大事さを、振り返って思います。イギリス系の国は、きょう26日もお休みです。いいボクシングデーをお過ごしください。

コメント (2)
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