チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

ぼくはじゃまなんかしていません。モモ

2014年12月20日 | もも

曇り、11度、84%

 年の瀬も押し迫ってきたというのに、私はほとんど家から出ずにチクチクと励んでおります。例年ならば、気もそぞろに大きなクリスマスツリーの飾られたショッピングセンターで、あれでもないこれでもないと買いもしないウィンドショッピングを楽しんでいる時期です。朝、ざっと掃除をすませると定位置に付きます。主人が夕飯がいらないなんて言ってくれた日には、万歳と心の中で叫んで、夕方のモモさんの散歩まで座りっ放しです。もちろん途中お昼ご飯は頂きます。チクチクしながら、これは浪費を防ぐいい方法だとまで思います。それにしても、小さな麻布の目は、昔に比べると私には厄介になってきました。

 チクチクの定位置は、座卓を窓向きに置き換えて、ソファーと座卓の間に大きな刺繍枠をかけます。ブリッジ状態にして刺すわけです。このブリッジの下が、モモさんの定位置。ゆっくり、寒くなくお休みいただけるように、私のバスローブなどが置かれています。このバスローブの上に横たわり、私の膝をあご枕にして、一日寝ています。私にしてもちょうどいい加減の湯たんぽ代わりです。

 ところが昨日は、昼食のあとから急に活気付いたモモさん、定位置ではなく私の膝の上にドンと座ります。 私はモモさんの頭越しにチクチクしなくてはいけません。これはかなりの重労働です。この「重」、膝にかかる重みも意味します。なにぶんにも10キロ弱の重さです。もちろん、頭越しに刺すのはこれも疲れます。「下りてよ。」 お返事はこのお顔です。「ぼくはじゃましていません。」時間がもったいないので、この状態で刺し続けます。いつもなら、そろそろ寝てくれるはずですが、寝もせずに私の膝の上です。急にドアベルが鳴りました。モモさん、素早い動きでドアに向かって走ります。私もインターフォンを取ろうと立ち上がりましたが、足が前に一歩も出ません。しびれです。モモさん、元気にドアの前で吠えています。やっと、ドアフォンへたどり着くと、郵便屋さんでした。

 又しても、大きな荷物が届きました。私も、疲れが吹っ飛んで、箱の中を覗きながら次々に品物を並べます。山を越え海を渡ってようこそ。ほんとに沢山の品物です。ワクワクとふと下を見ると、 モモさん待機なさっています。モモさん用の頂き物が匂ったのでしょう。おやつに少しあげて、私は、トナカイのポンチョを着て、雨が上がったのでお散歩に出かけました。

 昨日はこの荷物で、チクチクを切り上げました。さあ、今日もまたチクチク続行です。どうかモモさん、定位置で寝ていてくださいね。山越え海越えの荷物さん、ありがとう。

コメント
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