チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

孫の顔

2015年01月01日 | 日々のこと

晴れ、13度、59%

 明けましておめでとうございます。

 おかげさまで、昨年も病気ひとつせずに年を越えることが出来ました。小さい頃は食が細くて、学校に行く前にブドウ糖の注射を受けていたことがあるとは、今の私を知る方には想像もつかないかもしれません。少々の疲れでも、朝起きると元通り。とはいっても、60に近くなりましたので、それなりに体力は衰えてきています。昨年の一番の慶事は、なんといっても元気な孫を授かったことでした。寒い寒い雪の季節に生まれてきました。

 遠くに居ますので、まだ、3回しか会ったことがありません。この10か月程の間、孫の顔は、沢山の表情を見せてくれました。パッと見ると、孫の父、つまり私の息子に似ていると言われます。ところが、横顔、顎の線、額の生え際、笑ったときの顔の崩れ方、瞬時に変わる表情は、誰に似てると一言では片付かないように見えます。

 私自身の父母、祖父母、祖祖父母、先祖のどこかの表情や目つきに似ていると、ふと驚きます。きっと、主人は主人なりに、自分の先祖を思い起こすことがあるかもしれません。もちろん、お嫁さんのご両親もそれぞれのご先祖、血を遡った方のことを孫の顔の中に発見されるのではないかと思います。

 小さい頃は、顔がよく変わるというのは、このことね、と思います。孫の顔は、実は沢山の先祖の表情、顔つきを見せてくれているのだと気付きます。さあ、あとどれくらいで孫自身の顔に落ち着くのでしょうか。

 顔つきが定まらない間に、孫は彼女が受け継いできた沢山の血の流れを垣間見せてくれます。それを見る私たちは、孫の顔を見ながら先祖のことを思い出します。血の繋がりを簡単に考えていた私は、その流れの尊さをようやく知った昨年でした。

 写真は、10月に福岡で会った時のものです。孫は7ヶ月と少し。私は57歳。

 孫は言葉でなく、私に血というものを教えてくれました。両親の愛情、周囲の人に見守られながら、どんな人生を歩むのでしょうか、躓くことも、辛いこともあるでしょう。そんな時、側にいてやれたらと思います。

 今年も、よろしくお願いします。あけましておめでとう、と一番に声をかけたのは、同じ枕に寝ているモモさんでした。

コメント
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