チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

風邪の時のカレー

2018年01月21日 | 昨日のお昼ご飯

晴れ、4度、80%

 先週、風邪をひいてしまいました。皆さんが、お薬はこれがいいとか、こんなものを食べてみたらとアドバイスしてくださいます。ある友人のお勧めはカレーでした。そういえばこの数ヶ月カレーを食べていません。タイのカレーがいいかな?インドのカレーもいいなあ。結局インドのチキンカレーを作りました。

 風邪の時ですから、ニンニクと生姜を多めにトマトと玉ねぎをミキサーにかけました。クミンシードをギーで炒めてこのペーストを入れてカレーのベースの出来上がり。コリアンダーのパウダーと唐辛子は多めに、ターメリックを加えてチキンを入れました。チキンに火が通ったら一晩置きます。最後にマサラを一振り、温めなおします。我が家の定番チキンカレーですが、こうして体調によってスパイスの量を加減します。合わせたのはサフランライス。我が家で採れたサフランを使いました。 お米は大好きなインドのバスマティライスです。

 食卓に運ぶと、 この方も大好きです。モモさんも大好きだったなあ。ココさんにもチキンをルーを拭ってあげます。ココさんはご飯をうまく食べてくれますから、サフランライスも少し。食べているうちにジワリと身体が温まり始めました。タイのカレーとは違った身体の温まり方です。インドの料理はアーユルヴェーダ、つまり薬膳です。口から入れるものは薬です。

 身体が芯から温まり、背筋がしゃんとしました。チキンは溶けるように柔らかく、胃に負担が少なく感じます。おかげさまでやっと風邪が抜けてくれました。熱は食い止めましたが、鼻水やお咳だけでも不愉快な風邪です。身体の中から感じる寒気はもってのほか、体を温かくすることの大事さを知りました。

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月桂樹の贈り物

2018年01月20日 | 日々のこと

晴、6度、83%

 月桂樹の木が好きです。緑濃いしっかりとした葉っぱも、その葉っぱの香りも。木姿は高く伸びる普通の木ですが、手を加えてカットをして丸く仕立てた観賞用もあります。香港では月桂樹を育てていました。オーストラリアから入ってきた苗でした。私の腰の高さもなかったのに今では背丈を越しました。植物は帰国の引越しでは持ち帰れません。先日香港に行くと、元気はないものの主人が大事に育ててくれました。行く前は接ぎ木用に枝を数本持ち帰るつもりでしたが、元気のない月桂樹から枝を取るのはかわいそうと、諦めて帰って来ました。

 先週、風邪にかかってしまいました。そんな私の元に「暖かなシチューでも作って早く良くなってください。」と送られて来たのが月桂樹の枝でした。 赤い真田紐で留められています。郵便屋さんから荷物を受け取った時は、なんだろうと思いました。ふんわり柔らかな小包です。 こんなかわいい風呂敷に包まれていました。

 元気な月桂樹の葉っぱを見た途端、シチューなど吹っ飛びました。これを我が家に植えよう。お花の心得のある方です。切り口がスッパリしています。そのまま、壺にたくさんのお水と「メネデール」を入れて一晩おきました。翌朝はバシッと水を揚げていました。このまま暖かくなるまで室内で養います。うまくいけば少し発根するかもしれません。暖かくなったら土に挿してみるつもりです。

 園芸店で月桂樹の苗を探しました。カット、トピラリーされた月桂樹はお値段もすごく高いのですが、私は料理に使うのが目的です。葉の厚さや木姿がどれも気に入りませんでした。乾燥の月桂樹の葉よりも生は数段香りが高いと思います。葉っぱは少し握らないと香りません。他所のお宅の道に出ている月桂樹を見ると、つい、葉っぱを一枚傷つけて匂いを嗅いでしまいます。

 上手く根付いてくれるとどこに本植えしようかと胸を膨らませます。庭仕事は春の植え付けに向けて土の準備を始めます。水仙が芽吹きました。チューリップが太い芽を出して来ました。贈り物の月桂樹、寒い冬の間、居間の一角で緑を添えてくれています。

 

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ココさんにたくさんお洋服をいただきました。

2018年01月19日 | ここ

曇、8度、78%

 ココさんは洋服を着るのが嫌いです。着せられる時が嫌いです。抵抗します。ひっくり返る、飛び跳ねる、噛む、あらゆる手段で着せられまいと戦います。締め付けられるのがお嫌いです。それでも寒くなって来たので、お散歩の時は何か着せようと思います。たった2枚、モモさんがお山の豪ちゃんからお古でいただいたベストだけは嫌がらずに来ます。豪ちゃんもモモさんもココさんより大きなパグです。ココさんがこのグレーとベージュの地味なベストを着るとガブガブです。大きなパグ2匹が着たお古ですから、着るのが楽です。ココさんはそこが気に入っているようです。地味なので女の子には見えません。

 そんなココさんを見かねて、またしてもお山の豪ちゃんからどっさりお洋服が届きました。お山の豪ちゃんは毎日違うお洋服を着ています。早速、着せ替え人形のように洋服を着せられるココさんです。

 赤のマントです。 フードが付いていますが、嫌がって自分で取った直後です。首元で紐を締められるのが気に入りません。「可愛いけどなあ。」

 寒いこの時期にぴったりと、 ボア付きのベストです。これはお腹でボタンを閉めるタイプです。豪ちゃんのママは「大きいかと思いますよ。」と言ってくださったのにピチピチでボタンが閉まりません。「ココさん、太った?」

 お気に入りの2枚のベストのようにお首と両前足だけを入れるタイプはすんなりと着てくれます。 「可愛いわよ。」の一言にご自分も納得顔です。

 フードは特にお嫌いです。 フードを被せると顔が固まっています。脱ぐと、 リラックス。袖が付いたタイプを着せるのも一苦労、腕が折れるのではと思うほど暴れます。

 バグ柄のこのベストもすんなり着てくれましたがピチピチです。 お披露目にお散歩に着せて出かけました。こういう時に限って、お友達に会いません。がっかりする私です。

 アディタスのマークのついたジャージは暖かそうですが、フード付き袖付き。着せるほうも大変です。 「フードは嫌いです。」と生あくび。 まるで豪ちゃん2号のようなココさんです。これもちょうどのサイズです。

 一度にお洋服持ちになったココさん。ココさんのタンスの引き出しはギュウギュウです。ゆったりベストばかり着せていたので気付きませんでしたが、ココさん太って来ています。

 夏物のかわいい服やマナーパンツまでいただきました。ココさんの母親は新しい服を買おうともしません。見るに見かねてこうして送ってくださいます。ココさん、暫くは取っ替え引っ替え新しい服のお披露目です。いつもありがとう。

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昨日はモモさんの14回目の誕生日でした。

2018年01月18日 | もも

曇、7度、94%

 モモさん、生きていれば昨日が14歳のお誕生日でした。毎年お誕生日を迎えると次のお誕生日がやってくるように願いました。それが叶いませんでした。モモさんと一緒に暮らしたのは12年と7ヶ月でした。9ヶ月という月齢で我が家にやって来ました。主人にも私にもかけがいのない存在です。大事な宝物です。

 モモさんが食欲が落ちたり不調があると作るのがシフォンケーキでした。パンも好きでしたがやっぱりシフォンケーキの方が好きだったと思います。ところが亡くなる前、前立腺の肥大が進むと全くでんぷん質を摂らなくなりました。便を出すことができません。食べるものはタンパク質だけとなりました。医師の指示があったわけでもなく、私がモモさんにあげなかったわけでもなく、モモさんお身体がそう仕向けていたのだと思います。いまだに不思議に思うことの一つです。

 モモさんが亡くなって以来、一度もシフォンケーキを焼くことができないでいました。ケーキの準備を始めるとモモさんわかっています。焼き上がるまでオーブンの側にいます。一昨年のモモさんです。  粉を振るうために用意をしていると、いつものようにテーブルに上って見つめています。 左の前足が少し出ました。 左の前足で丸いザルの縁を突きます。ザルがゆらゆら揺れました。実はこれは動画です。ブログに動画がアップできないので、クリップして写真にしました。この動画がいつも私の頭の中で揺れています。

 昨日は気持ちを整えてシフォンケーキを作り始めました。長年作り続けて来たシフォンケーキ、体が作りかたを覚えています。この動画の時のように抹茶を加えました。モモさん抹茶のシフォンケーキを食べると、綺麗な緑の便をしていました。

 焼きあがったケーキを供えます。 この前でココさんと一緒に大きな声で、「ハッピバースデー、モモさん。」と歌いました。そのあとココさん初めてのシフォンケーキを食べました。

 東京の出張後、香港に戻り翌朝は深センの事務所に向かった主人から夕方メッセージが入りました。「今日はモモさんの誕生日ですね。白蘭のキャンドルを灯してあげてください。」暗くなってキャンドルに火を入れました。ここでまた、大きな声で「ハッピーバースデイ、モモさん。」と歌いました。主人の代わりです。

 「モモさん、この日を一緒にこの家で迎えたかったよ。」そして心ではまた来年、と思いました。

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孫娘から義母へのお見舞い

2018年01月17日 | 日々のこと

雨、13度、92%

 義母が大腿骨の付け根を骨折して、手術をしました。手術からまだ1週間も経ちません。早くリハビリをさせたい病院側の考えとは裏腹に、傷口の痛みがあるとなかなか身体が動かせずにいる義母です。90歳の年齢を考えると当たり前だと思います。母の時も思いましたがリハビリをしてくださるのはお若い方ばかりです。訓練を受けていても若い方は体の衰えを知りません。年寄りへの配慮ある処置をしてくださるお若いリハビリの方は、大抵ご家族にお年寄りがいらっしゃいました。

 少し意気消沈な義母にお見舞いが届きました。送り主は、孫娘。入院してすぐ電話で話をしています。怪我をしていると知ると、義母の絵を描いてくれたそうです。孫娘は義母のことを「ちやこバーバ」と呼びます。昨年のお盆も今年のお正月も、足元が覚束なくなった義母の手を取って一緒に歩く孫娘です。

 息子が作った小さな小包が私の元に届きました。中には孫娘が描いた絵が3枚、「ちやこバーバ」とおりんごとボールの絵でした。早速昨日義母の元に届けました。自力で身体を起こすことはまだできません。ベットに傾斜をつけて、絵を眺めます。嬉しそうに微笑みます。ベットの横のハッチの扉に絵を貼って来ました。

 元気の塊のような孫娘から義母へのお見舞いです。義母が少しでも力をもらってくれることを祈ります。孫娘から息子そして私へとリレーで運ばれた「ちやこバーバー」の絵です。この絵は孫娘が大きくなる時まで大事にとっておくつもりです。「ありがとう、あこちゃん。」

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日本の風邪薬

2018年01月16日 | 日々のこと

晴、6度、91%

 先週の火曜日の夜中です。寒くて目が覚めました。上半身にお布団がかかっていません。私のベットで一緒に寝る方はお布団に入るのがとても下手です。寝るときにはお布団の中に潜りますが、暑くなると出て来ます。暫くしてまた潜ろうとするとき、うまく布団の隙間から潜ることができずに、布団だけをズンズン押して下におろします。その時も私の腰あたりに固まった布団の上で暖かそうに寝ていました。

 朝起きるて服に着替えようとすると、肩先あたりがムズムズと寒気がします。いつもならサッサと着替えるのに、パジャマを脱ぐのが億劫です。昼間もちょっとそこまで買い物に出るのに気が引けます。肩から肩甲骨の辺りに寒気が残っています。そんなことは言って要られません。義母の骨折入院で担当の医師との面談もあります。その後のことが決まる日です。熱はありません。よいしょと車を転がして病院に向かいました。

 木曜日に義母の手術が決まりました。金曜日には予てから予定していた免許証の書き換えに飯塚まで行きます。ここで熱など出ては大変です。病院の帰りに薬局に寄りました。重症になる前に市販の風邪薬で防ごうと思います。薬局の目抜きにはずらりと風邪薬が並んでいます。日本の風邪薬に疎いので、片端から全部薬の効能や分かりもしない成分を読みました。それでもどれがいいのか分かりません。薬の箱を読んでいたのにはもうひとつ理由があります。「眠気」です。漢方由来の風邪薬を除くとどの薬にも「服用後の運転は避けてください。」と書かれています。車の運転ができないと不便極まりません。悩んでいるとお店の方がどの薬がいいかアドバイスしてくださいました。私のアレルギーの有無を聞くと、「我が家はみんなこれが効くと言っています。」と小さな青い箱を指差されました。まさか私が「眠気」で迷っているとはご存知ありません。珍しく素直にお店の人のお勧めの青い箱の風邪薬を買いました。

 早速、夜なら運転しないので夕飯後に薬を飲みました。2時間ぐらいすると首のあたりから眠気が登って来ます。目がとろりとします。これを目安に早朝と夕飯の後に薬を飲むことにしました。寒気は相変わらずですが、咳が目覚めると暫く続きます。朝晩薬を飲み、車の運転の必要にない日には日に3回薬を飲みました。丸3日後、肩先の寒気は消えています。朝の咳も「コホン。」ぐらいになりました。アドバイス通りよく効きます。けれども飲んで2時間後くらいの眠気も半端ありませんでした。

  香港にもこの季節は風邪薬が薬局に並びます。西洋の薬、漢方の薬、数はかなりです。私が使うのは、「PANATOL」というイギリスの薬です。おそらく香港でも主流の薬の一つです。病院でもこの薬が出されることがあります。「PANATOL」の箱の中央下の丸い緑のマークには、眠くならない薬だと書かれています。今回使った日本の薬ほどではありませんが、効き目もあります。

 すっかり風邪のゾクゾクが抜けました。ゾクゾクと薬の眠気に悩まされた3日間でした。日本の薬はよく効きます。でもできれば眠くないタイプも作ってほしいものです。「PNATOL」の8錠、いざの時のためにとってあります。主人が次回戻ってくるときは、たくさん買って来てもらうつもりです。

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ココさんのお留守番

2018年01月15日 | ここ

晴、2度、80%

 先週の土曜日、義母が自宅で倒れているのが発見され、入院手術。その後、私の香港の免許の書き換えで福岡から離れた飯塚まで行きました。先週の土曜日から昼夜を問わず、ココさんは一人でお留守番が多くなりました。

 市内の買い物でも4、5時間家を空けることはありますが、今回は最長9時間近くも一人でした。しかもこの冬一番という寒さの中でした。空調をつけたまま出かけることも考えましたが、電気のアンカ一つにしました。家の中ですが厚手のジャージのシャツも着せました。ケットも2枚重ねにしました。

  ココさんの家の中のトイレはありません。朝ごはんをたくさんあげて、遅めの朝の散歩を済ませて出かけます。出かけ際には、「必ず戻って来るからね、待っててね。」モモさんの時と同じ言葉をかけて出かけます。ケットを敷いている場所もモモさんの時と同じです。家に帰り居間のドアを開けると一番最初に目に入って来る場所です。眉根に皺を寄せて不安げに見つめ返すココさんです。

 玄関を開けるとすぐに大きな声で「ココさん、帰ったよ。」と声をかけます。おそらく車が入った音で目が覚めるのか、居間のドアのガラスの向こうに小さな黒い影が見えます。家の中は長時間火が入っていないにも関わらず、ほのかに暖かです。ハイジャンプで迎えてくれます。いつもの夕飯の時間を過ぎています。帰宅後すぐにあげれるように夕飯の準備はして出かけます。夕飯後すぐに真っ暗な中を散歩に出ます。家の中で粗相することなく待ってくれていました。

 一人の時、何をして遊んでいるのか、おもちゃが全部カゴから出ていることもあれば、出かける前と変わらず片付いたままのこともあります。寂しかったでしょうね。

 ココさん、ヒートの最中です。カーペットにポツポツと落ちたシミを拭きながら思います。「ココさんの生きてる証ね。」

 長いお留守番は少なくなると思います。私は出たり入ったり、「ココさん、暫く我慢させますね。」寒い冬もあとふた月。ココさんのおかげで寒空を帰ってくる楽しみがあります。ありがとう。

 

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福岡の雪景色

2018年01月14日 | 日々のこと

曇、2度、71%

 九州というと温かいと思われがちですが、日本海側の地方は雪も降ります。私が小さい頃は今よりももっと降り積もりました。雪掻きをしたこともあります。父の車にチェーンを巻くのを手伝ったこともあります。

 ここ数日の寒波の影響で連日、雪の予報です。雪雲が西に傾いているために、福岡市内では雪が積もることはありませんでした。一昨日、私は福岡から東南の飯塚という街に行きました。その前からの雪で飯塚は4センチほど雪が積もっているとニュースは言っています。朝、自宅の雨戸を開けると、蹲の石に薄氷が張っています。車にもサラサラの雪がほんの少し。 

 飯塚には高速バスで向かいました。 バスセンターに着くと、飯塚方面のバスは全て遅れが出ています。1時間以上も遅れているバスもあるほどです。運良く、私が予定していたバスは折り返しの便ではなく、バスセンターの始発で定刻にやって来ました。

 バスが動き出すと運転手さんの「途中チェーンを巻きますので、大幅な遅れが出るものと思われます。」というアナウンスが入ります。私は1時間半遅れても受付時間には間に合うように余裕を持って出かけています。福岡市内は高速も全て順調に流れていました。

 山間に入ると、山の斜面は真っ白です。バスに無線が入りました。チェーンの装着解除が出たようです。ほぼ定刻で動いています。道を見れば外れたチェーンが落ちていたり、雪かきされた形跡も見られます。11時過ぎにはお日様も射しました。

 バスを降りると、道行く車のチェーンの音が聞こえます。ずいぶん長いこと聞いていなかったチェーンの音です。雪のぬかった道を試験場に向かいました。書類を提出した後の飯塚の気温と天気です。 この後3時間試験場にいました。

 思いもかけず発行してもらった運転免許証を手に福岡に帰るためバス停に向かいました。1時間に1本のバスが走っているだけです。バス停の木のベンチにも、 雪が積もっています。陽が傾き始める前に空が晴れあがりました。 行きのバスと違い私の気持ちも晴れ晴れとしています。30年ぶりに見た福岡の雪でした。

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外国免許切り替え

2018年01月13日 | 日々のこと

曇、0度、70%

 私が日本に本帰国をする最後の法的な手続きが一つだけ残っていました。免許証を日本のものに替えることです。私は日本で免許を取りました。ところが香港に行ってすぐに紛失しました。この30年、紛失届も免許の更新もしないままでした。新たに香港で試験を受けて免許を取りました。帰国してこの一年ほどは、香港から出ている「国際免許」で運転していました。 「国際免許」の期限は今月の24日です。年が明けると慌てて準備を始めます。

 日本の免許がないので新規に免許の申請をします。 この外国免許切り替えは福岡市内の試験場では受け付けてくれません。筑豊の飯塚の試験場まで出向きます。住民票や香港の免許書の翻訳した書類も必要です。日本は単一言語の国ですから仕方ありません。JAFが翻訳をやってくれています。あらかじめ、筑豊の試験場に電話を入れました。必要書類の確認、福岡からの行き方、日本の免許証の紛失の件も話しました。電話応対の方は、最後に私の名前と電話番号をお聞きになりました。

 義母の手術も無事に終わりました。免許の切り替えは1度試験場を訪れるだけではすみません。筆記、実技の試験もあります。万が一試験で落ちることも想定して、義母の手術明けの昨日、雪の舞う中を筑豊試験場に向かいました。雪道の運転は怖い上に主人に市外地の運転は止められています。高速バスで向かいました。飯塚に入る前から雪が積もっています。

 受付番号1番、必要な書類を全部提出しました。 30年間のパスポートも持って行きました。窓口が開くと、受付の男性が「30年前の住所、本籍、姓名は同じですか?」と聞かれます。まさに電話応対してくださった方でした。待ち時間が長くなりますと言われ、後ろを見ると33人の方が並んでいました。東南アジア系の男性3人、中国人が残りの30名、うち女性が3名、日本人独りです。もちろん日本人一人は私です。

 1時、受付開始。2時前には私以外の人たちはそれぞれ筆記試験や実技の試験会場に向かいました。私だけ名前も呼ばれずに待ちました。さすがに2時過ぎたので、受付の方にどのくらい待つのか聞くと、3時前には名前が呼ばれるとのことでした。お役所仕事だと内心腹立たしく思いました。

 時間通り3時前、名前が呼ばれて奥の部屋に通されました。係りの方の横には分厚い書類が置かれています。「30年前の免許の登録記録を調べたら、下川さんの免許記録が出てきました。」とおっしゃいます。本籍、住所、生年月日も一致したそうです。「試験は全て免除します。今から免許証の発行準備に入ります。今日お持ち帰りできますよ。」とおっしゃいます。待たされた不満などぶっ飛んでしまいました。

 写真撮影、視力検査だけで免許証を手渡されました。 緑マーク、初心者の免許証です。説明によれば、新規に登録するから緑マークだそうで、裏面には、 青葉マークを張る必要がないと記されています。

 この免許証を手に小躍りで1時間1本の福岡へ帰るバス停に向かいました。

 このところ警察や消防の方に助けられています。試験場の担当の方は簡易な警察の制服を着ていました。あと2回、この飯塚試験場に足を運ぶつもりでいました。ありがたいなあと免許証を何度も眺めます。おそらく初めて取った免許証よりも香港で取った免許証よりも、この免許証は思い出深いものになると思います。

  香港発行の国際ライセンスも香港の免許証もパスポートも今日から携帯する必要がなくなりました。これもまた私の運転の大事な思い出です。香港であと9年運転できます。日本発行の「国際免許」で運転する国はどこになるのかと夢が膨らみます。

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Pinterest

2018年01月12日 | 日々のこと

曇、1度、56%

 「Pinterest 」というアプリがあります。ピンボード風の小さな写真、ジャンルがいろいろあり好きな写真を自分のボードに集めます。世界中から集まる「Pinterest」面白い写真が載っています。私がよく見るのは「パン」です。東欧の全く見たこともない編み込みのパンにはいつも感心します。クリックすれば投稿者が作り方を載せていることもあります。残念ながらその文字が読めません。東欧の言葉です。

 昨日は日中の緊張と安堵感から疲れがどっと出て、8時過ぎにはお布団に潜り込みました。もちろんそんまますぐに寝入っています。夜中に目が覚めました。たくさんの方が義母の手術の経過を心配してくださっていました。無事に終わったとお返事しましたが、気になって、携帯を開けました。案の定、幾人かの方がメールやらメッセージを入れてくださっています。メールを繰っていると、「Pinterest」から最近の人気のピンの紹介が入っています。

 時間がない時はすぐにゴミ箱に入れるのですが、何故かプチンと押しました。「あれ!」左一番上の写真、紛れもなく私のボードに仕舞ってあるケーキの写真です。しかも、いつもの如くモモさんがそのケーキの後ろに写り込んでいます。「亀の子ケーキ」とか「ぐるぐるケーキ」と呼ばれている私の長年のお得意なケーキです。本当の名前は「エピナール」フランス語のほうれん草です。ほうれん草のピュレで小さなロールケーキを作って、中はほうれん草のババロアとカスタードのババロアの段重ね。初めて見る方はいつも驚いてくださいます。

 真夜中に開けたメール。好きなケーキとモモさんの写真。心が和みます。携帯を閉めて再びベットに戻りました。この冬一番の寒さがやって来ると聞いています。ベットの中はヌクヌクです。「Pinterest」の写真を思い浮かべながら、又してもスコンと眠りに落ちました。目が覚めるといつもより1時間以上も遅い時間です。夜中に見た「Pintrest」、夢ではなかったかともう一度開けて見ました。やっぱりそこにはモモさんと私のケーキのピンがありました。

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