マル鉄回顧録

鉄道写真・鉄道模型を始め、バスやトラックなど、乗り物中心のブログです。昔の写真はマル鉄鉄道写真館で再編集しています。

懐かしの青函連絡船 「八甲田丸」

2008-10-23 00:35:02 | その他乗り物写真館
こんばんわ。
昨日はメッチャポイントが少なかったので気落ちしているつばさです。
で、気落ちついでに暗い雰囲気にしてやろうかと選んだのが青函連絡船。特に冬の青函連絡船は明るい雰囲気を全く感じさせません。

真冬、季節風が吹きつける青森港、叩きつける吹雪。港から海に飛び込んで死んでやろうか、なんて気持ちになっても不思議じゃなかったです。
でも、青函連絡船廃止の正式なアナウンスがあり、これは撮っておくしかないと凍てつく港に出掛けて行きました。




昭和63年2月23日 青森港にて 「八甲田丸」

今日ご紹介いたしますのは「八甲田丸」。青函連絡船の中で唯一の黄色塗装をしています。
青函連絡船は5往復、都合10回乗ったことがありますが、この「八甲田丸」には乗ったことが無かったと思います。多分・・・。

1枚目は、青森港に入港して来た函館からの便。カラーネガからスキャンしてみたのですが、どうやってもカラーバランスが悪いので、仕方なくモノクロにしてしまいました。

2枚目は、到着にあたってタグボートで桟橋に押し付けられているシーンですね。
こちらは何とかカラーが生きそうだったので、そのままアップしてみました。画像では見づらいですが、吹雪いて画像が粗くなってしまいました。

昭和63年3月に廃止になっていますので、廃止までもう1ヶ月を切ってしまった頃に撮影したものです。



昭和62年12月12日 津軽海峡上にて 上り「八甲田丸」

これは上の写真から少し前ですね。北海道に渡る際に下り「石狩丸」からすれ違う上り「八甲田丸」を撮影したもの。

津軽海峡上は航路がかなり離れているため、中判の300mm(35mm換算で186mm)レンズを使ってこの大きさです。

青函連絡船はJR化後も残ったため、煙突にあるJNRマークはJRマークに取り替えられてしまいました。国鉄時代にも3往復6回乗船していますが、大体は余裕のない乗り継ぎや夜行便の移動などで写真は撮っていませんでした。惜しいことをしましたね。

このくらいの頃になると、『廃止になるから連絡船に乗る』みたいなお祭りトラベラーが多くてウンザリでしたね。デッキはごった返していました。私もこのときばかりはデッキ上で記念写真を撮ったりして(笑)。


私が本格的に外洋の船に乗ったのもこの青函連絡船が最初でした。列車さえも積み込んでしまうその大きさに感動したものです。でも、もうあの日には帰れないのですね。

続きはいずれまた。

鉄道ブログランキング ← 一応、置いておきます。
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岳南鉄道 赤ガエル 5000形

2008-10-22 00:53:29 | 列車・車輌カタログ(私鉄)
こんばんわ。
なんか平日なのに尋常じゃないアクセスが続いています。
どうも、EF55キーワードの検索に引っ掛かっているようなので、Yahooで試してみました。
『さよならEF55』で検索を掛けると、なんと、私の記事が2番目に表示されるではないですか。そりゃ~アクセス数が増えるわけだ~と思った次第。まあ、今日辺りで落ち着くでしょう。

さて、今日はアップが遅くなってしまったので、軽めに久々の私鉄ネタです。



昭和56年7月23日 東海道本線 吉原駅にて 岳南鉄道 5002



昭和56年8月21日 東海道本線 吉原駅にて 岳南鉄道 5001

ご存知、元東急5000形の青ガエルの化身、岳南鉄道の5000形です。
当時、あまりローカル私鉄には興味はなく、と言いますか、私鉄そのものに興味を示す余裕がありませんでした。そんな中、岳南鉄道の5000形は珍しく2回も撮っていました。単に飯田線から身延線への撮影の移動の際に撮影したものと記憶しております。もしかしたら、1枚目のはわざわざ足を延ばしたかもしれませんが。2枚目のは完全に車窓から撮っていますね(笑)。

私が東急電車に初めて乗ったのが高校時代に校長の葬式で祐天寺へ、その後は仕事で乗ったのが平成3年とメチャクチャ縁遠い路線だったので、旧型車の現役時代も全く知りません。
ただ、5000形自体は有名ですから、東急を引退して地方にいた赤ガエルに興味があったのでしょうね。

残念ながらその後固執することもなくこれきりになってしまい、上田交通で最後に見てからは1度も逢っていません。

つい先日、廃車されたまま放置されていた5000形赤ガエルが、とうとう保存されることなく解体されてしまったようです。残る現役は熊本電鉄のみ。末永く活躍してくれることを祈りたいですね。

鉄道ブログランキング ← こんなネタはイマイチですかね・・・。
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ED75重連+12系お座敷客車「江戸」

2008-10-21 07:06:15 | 国鉄・JR機関車(交流・交直両用型)
おはようございます。
せっかくアップの準備をしていたのに、迂闊にも何もしないで寝てしまいました。
取り急ぎ1枚モノをアップして会社に行きます。


平成2年7月1日 東北本線 矢吹~泉崎間にて ED75706重連 「江戸」

懐かしい12系お座敷客車「江戸」です。スロ81系お座敷客車の後継車として誕生しました。
EF58の撤退と共に、暖房装置のいらない12系の改造により誕生、折からのバブル期も手伝って、欧風客車やお座敷客車が次々と誕生しました。当時の流行として、車端を展望室にしたものも一般化してきましたね。

写真は、ED75の貨物列車を撮るために構えていたら偶然来たもので、それも重連が組まれていてラッキーでした。東北本線では700番代というのは全く見られなかったのですが、JR化されると老朽ED75が撤退しだし、700番代も東北本線の運用に入るようになっています。個人的には基本番代や1000番代のほうが好みなんですが・・・。

今では客車ジョイフルトレインも東日本から消滅。ED75の原色と並んで貴重な写真になってしまいました。

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大宮操車場 ハンプ入換の情景 カーリターダー篇

2008-10-20 00:57:54 | 大宮操車場
こんばんわ。
昨日は1日で671件のアクセスをいただいたようで。スゴイですね。EF55の引退はそれだけ皆さんの興味を惹いたということでしょう。

今日は落ち着きを戻すために、大宮操車場のネタをアップしたいと思います。

ハンプ入換の要となるのは、坂道はもちろんですが、そのまま転がして終わりというわけではありません。前回もお話したとおり、時速40kmオーバーのスピードが出てしまうくらい強烈な坂ですので、これにダイレクトで飛び乗れるほど入換手は超人達ではありません(笑)。

坂の途中に『カーリターダー』というスピードを制御する装置が付いています。
簡単に申しますと、シリンダーに圧縮空気を込めることにより、テコの作用で両側から金属製の板が大きなクリップのような形で車輪を挟むという動作をします。



下りハンプのカーリターダーを上から見た様子です。緊締部にカバーが付いているのですが、1組だけ外されています。脇にボコボコと付いているものがエアーシリンダーで、各シリンダーに付いている細いホースでエアーを送ったり抜いたりして、車輪を閉めたり緩めたりする構造になっています。ちなみに、左上にあるタンクが空気ダメになっています。




ちょっと暗くて分かりづらいですが、カーリターダーのアップです。沢山並んでいるドラムのような格好をしたものがシリンダーで、エアホースが各個に付いている様子が判ると思います。




前回アップした写真と同じようですが、大宮駅方向を上から撮った写真です。
大宮操車場のハンプの場合、最初に1連のカーリターダーがあり、その下に2連のカーリターダーが2連で3組の方向別に設置されています。
このカーリターダーで入換手が飛び乗りやすいスピードに調整したり、次々と転がってくる貨車の間隔を調整したりします。もちろん、緊急停止という事態もままありますので、その場合は機関士に停止措置をさせると同時に、このカーリターダーを最大限に締め、全ての貨車を停止させます。




坂下側からカーリターダーを捉えた写真です。もちろん、入換はしていないときに撮っていますよ(笑)。
大宮操車場では、限られた線路延長の中で群線を分けなければならないため、このような3分岐ポイントが多用されています。
実はこのポイント、エアー式なんです。マニアの方でも殆ど知らないと思います。
ポイントの切り替えといえば、転轍テコを使用した手動式とモーターによる継電式が一般的ですが、このようなエアー式が存在するということを大宮操車場に配属になって初めて知りました。

次々と坂の上から貨車が転がってくるわけですから、人力に頼るだけの手動式なんて危険過ぎますし、モーター式は力は要らないものの10数秒掛かってしまいますので、いずれもハンプ入換には不適なんですね。
で、安全性と作業性を優先した場合に有利だったのがこのエアー式だったのではないでしょうか。切替えは2秒ほどです。『シュー、バタン』。口で表わすとこんな早いんです。解かるかな?(笑)

何故このようなエアー式が可能だったかというと、カーリターダーと関係が深いのです。
そう、カーリターダーはエアーがないと作動しませんので、ポイントを動かすためのエアーも供給が可能なわけです。もちろん、数が沢山ありますので、相当強馬力のコンプレッサーが使われていたものと思います。

これらの一連の動作は、画面右側に見える信号所の中で全て操作されています。カーリターダーを操作する担当と、ポイントを操作する担当、そして入れ替え間隔を見張る担当がコンビで作業を行っています。
写真は上りハンプ側のカーリターダーで、信号所は上り・下りそれぞれに設置されています。

今日のお話はちょっと難しいかもしれませんね。何せ、このような入換方式が現存しない今となっては、いくら研究をしたくても知る機会が無いわけですから。

このような拙い情報でも、皆さんの知恵の一つになっていただければ嬉しいですね。

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Fe4撮影記 街で見付けたレアな車 日産サニートラック  

2008-10-19 18:59:46 | その他乗り物写真館
こんばんわ。1001回目のアップです。

一旦はFe4撮影機は終結したのですが、予告しておいてアップしないわけにはいきませんので、レアなクルマネタを1本入れておきます。







撮影の帰り道、大月~初狩間の国道20号線沿いの駐車場で見つけました、日産サニートラックです。

自動車には詳しくないので調べてみたのですが、今から20年位前の型のようです。日産サニートラックの最終版のようですが、最終期の頃の写真と比較して顔の表情が待ったく違いましたので、最後期の中でも比較的古いタイプではないかと思われます。

多少のぶつけ痕や凹みもありますが、サビもあまり出ておらず、非常にキレイな状態です。前出のマツダボーたーもそうでしたが、非常に大事に乗られているというのが伝わってきます。

こうした古い車を見ると、私も最初に乗ったクルマを手放さなければ良かったと思いました。20年以上前のクルマ、例え高価なものでなくても、きっと注目を集めたでしょうな。
いずれ私の愛車の写真もご紹介したいと思っております。

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