蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

年齢に合ってない服

2011-08-07 | ファッション

先週、買ったばかりの服に初めて袖を通して、ちょっと、うきうき気分だったところに、
母に、頭ごなしに、けなされまくった、なにひとつ良いところのない、わたしのファッション。

先日、ダンス教室の更衣室での、オバサマ方の会話。
わたしは、ほとんどは、会話には参加しないで、着替えながら、背中で聞くだけの、盗聴魔。


年がいって、若い格好するのって、あれ、おかしいわよね。
ファッションが若いと、顔が、ほら、年齢相応の顔がね~、よけいに老けてることを強調して
ほら、顔だけが浮くっていうか、逆の方に。みっともないわよ。
あれって、ほんと、よくないわね~。
本人は、良くっても、ねえ。
見てるほうは、ねえ・・・。見栄えがねえ・・・。


ふむふむ。
非常に共感できる、
しかし、それって、ひょっとして、わたしのことじゃあ、ないですよね!?

わたしの、ファッションも、じつは、本人だけが良いと思っている部類のものもある。
ぎりぎりアウトのものや、ぎりぎりセーフのもの、問題なくOKなもの、限りなくヘンなもの、
よせばいいのに、似合ってないのに、無理してる風のもの、
なかには、偶然、大ヒットのものもある。

だが、哀しいのは、自分で意識し、コントロールできないこと。
すべてが、偶然の賜物(たまもの)。


母にボロカスけなされた、その不評のファッションで、昨日、出かけた。
あんなに否定されたファッションでも、それを着て出かけるわたしは、
けっこう、気にするようで、気にしない、鋼鉄のおんな?

家の最寄り駅(鉄道)の手前のところで、
わたしより15~20歳ぐらい年上の女性に、ジロジロ、遠くから、わたしが近寄るまで見られた。
へん? わたし?
改札口のところで、またもや似たような年齢の女性に、これまたジロジロ。
なんなんですか? ヘンなら、そんなジロジロ見ていいんですか?

なんか気になって、お店の鏡に映った自分を見て、
わっ、似合ってない! 服と顔が、分離、分裂!
と、うげっ!となった。
これって、あの更衣室のオバサマが言ってた、顔がよけいに悪い意味で目立つって、やつ?

ちょっと恥ずかしくなった。
鋼鉄のおんなじゃなかったの、わたし?  じゃなくって、厚顔のおんな?

しかしながら、これは、自意識過剰の産物だと、わたしは冷静に心理分析しております。
なにも、そこまで目立つわけでも、ひどいわけでもない、・・・はず。
それに、ジロジロの女性は、二人とも同じエリア、同じ年齢層。
駅周辺の地元でのお買い物やら、銀行やらの家周りの所用ならともかく、
(自宅近くだから、どんな格好でも気にならない、
都心で多くの他の遠くから集まってきている人々の目があるわけじゃなし、
けっこうヘーキよね? ってかんじで)
なのに、居住駅から都心方向に出向いていく女性として、あの服装はないのでは、ってこと?
もっと、ちゃんとした格好しろよって?

逆に、地元周辺だからこそ、知り合いの目があるので、まともな格好をしよう、
都心は、知らない人ばかりなので、その場限り、どんな格好でもOK、という考えもあるだろう。

ま、どっちにしても、わたしの、考えすぎ、自意識の一人歩きだと思う。
おばあさん一歩手前の人にとっては、あそこまで若い(似合ってない)格好をするってことが、
自分では恥ずかしくてしないのに、よくやるなあ・・・と、そんなかんじで見ているのかなあ・・・。

どっちにしても、自信のあるファッションで注目を浴びるのは、とても結構なことだが、
自信のない、けなされたファッションで、ジロジロ見られるのは、ますます自信がなくなるってことだ。
でも、また、着て行きそう。
そこまで言われても、そして、自分で見てもヘンと感じるのに、
なんで、しつっこく着て行こうとするのかが、意味不明。

自分が、とことんイヤと感じないと、着るんだろう、おそらく。

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