めちゃめちゃ毒を吐きたくなった。
突然襲ってきた、過去の嫌な出来事から発生し、その後、一人歩きしている、ドロドロヘドロ。
やはり、その場その場で対処しないと、どんどん変化して、増殖し、肥大化し、手がつけられない化け物となる。
と、ここまで書いて、半分ぐらい気が収まった。
もう少し書くと、もっと収まるだろう。
少なくとも、増殖した、バブリーな恨みヘドロは、嵩が減り、元のサイズに近づいている。
いつも恨みがドカーンと押し寄せてくる時、一方でプラスのこともアタマをよぎる。
例えば、あ、こんなこと、してくれたな、とか感謝系。
マイナスばかりを突き詰め、煮詰めると同時に、プラス側も、声を上げる。
これ、わたしの精神安定、自然バランスシステムのようだ。
悪いばかりではない。良いこととセット。
でなければ、とっくに壊れ破綻している。
と、長い前置き。
え?これ前置きだったの?
前置きだけで、もうコト足りてると思われる。
が、やはり、そんなわけない。
長女が産まれた時の、夫の行動を、突然思い出し、怒りが湧いてきた。
とっくに時効のはずであるが、わたしには時効はない。
女は怖い。
その時、処理しないから、36年経っても、昨日のことのように、鮮やかに、鮮烈に強烈に、怒りが込み上げてくる。
その恨みがカタチを変えて、夫の箸の上げ下ろし一つ一つに不快感を感じることになる。
そもそも時代は移り変わり、隔世の感がある。
今のイクメンと比べるのは、かわいそうだ。
あまりにも時代背景を読んでいない。
のではあるが、核となるものは、今も変わらず、今後も変わらないと思うと、絶望的な気持ちになる。
子供も巣立ち、今は孫の成長を楽しみに後方支援しているが、、、
わたしの気は収まらず、常に懐に小刀を入れ、カバンに手りゅう弾。
使うことは、一生なくても、一生、肌身離さず、持ち続けることになる。
しかし、ある意味、夫は気の毒。
何にこんなに妻が怒っているのか、全く理解できないまま、なにかわからないけど怒っているようなので、謝っておこう、と、こころなどまるで込めず、カタチだけ譲歩した格好になる。
が、夫。
最近は、老化現象と思われるが、自分のことを注意されたり、意見されると、怒鳴る。
ああ悪かった、そうだね、気づかなかった、の逆。
一種の精神的暴力で、無理やりわたしを黙らせる。
こういうことは、歳がいくと現れてくるらしいが、歳のせいなのか、性格がますます顕著になったのか。
怒鳴られると、やるせない気持ちよりも、諦めが先に来る。
ああ、、、こんな人と残りの人生を一緒に、、、
ああ、ああ、ああ、、、
やだやだやだ。
その一方で、70歳を超えた男性が再婚して、ただいま新婚、という人がインターネットで紹介されていた。
男性も女性も子供が複数いるが自立。
男性は、前の奥さんと死別し、生活にハリを失い、家事などしてもらいたいことを含め新しい女性が欲しかったと。
で、ナンパしたという。
女性は、35年前に離婚し、女手一人で3人の子供を育て上げたらしい。
60代後半。
わたしは、明るく前向きなシニアの再婚ということで、悪くないと思って読んだが、家事のところで、こんなのイヤだ、と思った。
家政婦を雇えば?
そんなお金もないから、奥さんに?
やだやだやだ。
せっかく自由を謳歌している黄金の老後をなんでまた、お世話しに?
男性の活動的なところが気に入ったと女性は言っている。
交際が進むにつれ、一泊旅行を誘われ断った女性は、真面目にお付き合いするには、世間に後ろめたくないように、結婚したい、と。
そんなに結婚したければ籍だけ入れたら?
一緒に住んで家事させられてまで、なにがメリット?
籍だけ入れて同居しないと、世間体が悪いのか?
結婚もしてないのに、付き合っている、と思われる?
いえ、結婚してます。はい!これ見て!
市役所に届けた婚姻届、受理されてるでしょ?
一人より、二人がいい。
じゃあ、家事も二人でしょ!
一人で家事するのが疲れて負担になってきたから二人で家事シェアしたいなら、わからないでもない。
が、家事のやり方って、千差万別。
快適と思う空間って、千差万別。
若い二人で、片時も離れたくないならわかるが、よくまあ、一緒に暮らしたいと思うようになったなあ、と。
人には人の感性があるようだ。
で、わたしなら、ありえない。
36年前の恨みが晴らせないどころか、日々ますます、石頭になってきている夫。
恨みの内容を具体的に微に入り細に入り、つらつら書いても気は収まらない。
かといって、書きたいことを書くのは、わたしの倫理観が許さない。
じゃあどうする?
中途半端にお茶を濁して、暇つぶしして、それで終わり。
あー、スッキリした!の正反対。
わたしは、自己規制、自己コントロールする、平凡な社会人であるために、スッキリしなくてもいいのだ。