蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

結婚

2021-07-04 | わたし
読者様、貴重な1人か2人、、、なのに、蝶ブログ、感じ良くないなあ、、、と、去っていかれそうなのだが、、、あえて、まあ迎合せずに嫌われてもいいから、好きなことを書く。

ああ、前置きが長い。
結婚のことを書きたい。

わたしは、結婚するなら今の自分の育成歴や背景と同じようなトーンの人、環境が良いと考えた。
そういう目で見ると、高校のクラスには一人もいなかった。
街にもごろごろ転がっていなかった。

そして、当時、マスコミや本などを見ると、女性たちが憧れとする一つのステイタスのようなものが、あった。
女性たちは、努力して手に入れようとする。
背伸びする人もいる。
わたしは別に頑張らなくても、横滑りするだけなので、どおってことがない。
というより、世間のなかで、多くある価値観のうち、あるひとつの価値観を持つ女性たちが頑張って手に入れようとするものを、頑張らずに手に入れられるのなら、優待席を活用しない手はないと思った。
逆ハンデをもらっての結婚レースである。

なので、苦労している人から見るとムカつかれると思う。
だから、神経を逆なでしないように、目立たないように頭を低くしている。

しかし、結婚には女性であることの最強の武器を行使する人がいて、その分野ではわたしは勝負できない。
とりあえずは、女性だけど。
最初からレースに参加していない。
選ばれる立場としても、選ぶ立場としても、キラキラした華やかな、そしてドキドキする異性アピールからは程遠い。
農薬を使わない自然派野菜みたいなものなので、虫はくっていないが、見かけが悪い。
街にいっぱいいる、キラキラ系からは目も入らないだろう。
大地に根をおろす自然派なので味は良いのだが、なにしろ見てくれを重視しない。
モテようとする努力を怠っている。
若い頃は容姿が9割。
きつい、、、。

街には美人、美女、チャーミングな、自分の魅力を知り尽くし磨きをかける女性がいっぱいいて、とても太刀打ち出来ない。

その中で一つ、結果的にわたしが良かったと感じることは、、、。
わたしは、見かけ倒しのペラペラした男性が苦手だった。
街にいるイケメンや、俳優、タレント、ミュージシャンには、興味がなかった。
顔から受けるアピール力に対して、あまりわたしは影響を受けなかった。
わたしは、偏った学校一貫教育を受けていたため、知的ではない人は結婚相手としては透明人間のごとく目に映らなかった。
見かけばかりの遊び人は、理屈抜きでハナから選ばないので、堅実な人のみ人選に上がった。

よくよく考えると、わたしは父を基準に結婚相手を探していたから、父みたいな人など(時代も違うし)いないのはわかっていたので、基準点数を引き下げた。

親や生きてきた道、価値観がほぼほぼ同じなら、柱となるところでオッケーかな、と大まかに判定した。
自分のメリットなのに、デメリットと捉えられるような価値観や受け取り方、視野の違いは、悲劇で不毛なので避けた。
国際結婚ぐらい文化が大きく違うと、それはまた承知の上だから、違い&ギャップを楽しむぐらいの気構えが良いかと。
わたしは、余裕無しなので、出来れば摩擦無しコースを選択した。

入れ物がちょっと変わるぐらいで、中身はさほど変化無しのまま、変換を余儀なくされないような、エココース。
入れ物ごと、がっさり変わると、あわあわして、順応するまでが大変。
プラスに順応なら苦労は報われるが、マイナスに合わせるとなると、わざわざ自分の持っている価値を引き下げる努力などはしたくない。
なので、同じような入れ物を探した。
似たような現象は姉にも当てはまり、まあ申し合わせたように似たような入れ物のところに嫁いだ。
そっくり。
コンテンツは各それぞれ違っていたが。

まあそれはそれとして。
入れ物が似ていると大きな変化はない。
相手はその入れ物で育った人間なので、よほどの突然変異でもない限り、大天才や大芸術家、大プレイヤーなどは発生しない。
その代わり、大悲劇の主人公や、大犯罪人になるような展開にも(多分)ならない。
平凡極まりないが、この平凡を維持するのは結構労力や、力量が必要である。
これこそ、目に見えない、日々の積み重ね。
ただし、ちょっとした自分に課すものはある。平凡を維持させるために意識する、小さな小さな努力。
それがあって今日がある。

だが、昨今は、結婚は、入れ物や器ではなく、パートナーシップ。
今時、入れ物論を唱えていると、昔人間は老害としてゴミ箱に放り込まれる。
縦の関係ではなく、横の関係。
ただ、パートナーを知るには縦を紐解くと、難解で理解できない謎が解けるヒントが詰まっている。
本人さえ気づかない深層に隠れたものも見つけられる参考書のようなもの。
相手の眩い若さにクラクラしても、その親を見れば、だいたい本質や未来がわかる。
だが、少なくとも男女どちらか一方に、あわよくば両者に、このクラクラがなければ、結婚には至らない。

選ばれた中から選ぶのが、最もエコである。
選ばれてないのに無理矢理行くのも、血の気が多い人には良い。
なんでもありだ。

やたら長くなってしまった。
文字数を見て、びっくり。
読んでくださった方、老害ブログに影響を受けられませんように。
それより、長すぎてヘキヘキ。
時間泥棒にお付き合いいただき、すみません。