しんどいよ〜。
結構、もうこんなに早くからアゴ出してます。
次女、産後、どんどん母乳製造のためか、よく食べる。
多すぎたかと思いきやペロリ。
昼食終了後、食糧買い出しに走り、晩御飯作りに着手しようとしたが、(長女の)1番上孫男子Aが宿題をしない。
2番目孫男子Bはまだ小学1年ということもあり、ちゃちゃっとすごいスピードで仕上げる。
問題は、にいちゃん。
いつもなかなか始めないスロースターターなのだが、昨日は特に。
おじいちゃん(夫)が見るに見かねて、さあ、宿題しようか、と小3孫Aの重い腰を上げさせる。
小3孫Aは、消しゴムが無いと言い始める。
「あれじゃない」「これか?」「それじゃない」「じゃあ、どれ?」
たんに、言いがかり風。
まともに消しゴム探しに付き合っていたら、日が暮れる。
わりと簡単に消しゴムは出て来たのだが、、、。
国語は、漢字と平仮名をなぞるだけなので、スイスイ。
たんたる作業。
問題は、算数。
彼は算数がだいきらい。
ベージュの、わらばん紙に印刷された2桁の割り算20コと、文章問題1題。
最初の左一列は終わっている。
右一列が、難関。
63÷3=
88÷2=
ざざざーっと続く。
先に式の後ろに=だけ、全問題、書く。
ちなみに、夫は、学習内容がわからない人の気持ちがわからない。
なので、2桁の割り算を孫Aに説明する時も、まだそんな用語や概念は習ってないかも知れないような言葉を使っていた。
わからない言葉を軸に説明されると、投げ出したくなる、、、これは、わたしの経験。
わからない人の目線にまで降りてきてもらわないと。
しかし、2桁の割り算は、用語もへったくれもないかも。
10の中に5は、いくつある?
30の中に5は、いくつある?
80の中に8は?
じゃあ88÷8=?
じいちゃんも、苦戦。
ばあちゃんも、苦戦。
宥め、すかし。
「この計算、出来なかったら大事なお小遣いでお菓子買ってお釣りもらっても、ごまかされてもわからないよ」
「あんたのおばちゃん(わたしの次女)は、幼稚園の時、プリント10枚全部間違えて、わーわー泣きながら始めからやり直してたよ。
あんたは、小3なんだから」
(他の子と比較したら逆効果とは思いながら)
「やらないといけないものは、やらないといけないよ」
じいちゃんの真顔、ばあちゃんの真顔に、孫Aの顔は歪む。
涙をポロポロこぼす。
机に突っ伏せて泣く。
いびつな口元から歯がのぞく。
プリントは、涙で、ぼたぼた。
それはまあいいとして、難関は文章問題。
アタマの大門が、ガシャっと大きな音を立てて閉まるような、漢字と平仮名が長々と続く出題。
視覚から拒絶反応。
わたしのアタマの門も一瞬、閉まったが、無理矢理こじ開ける。
いくらなんでも、小3算数は、出来ないと恥ずかしいから。
問題に説明されている文章は以下の通り。
ビーズの連なりが5個ずつあって、赤白赤赤黄に並んでいます。
61個目のビーズは何色ですか?
わたしは文章の意味を図で示そうと、○を5つ描いて色鉛筆で一つ一つに赤白赤赤黄と色を塗って、うーむと考えた。
5個ずつ1セットにして60個にするには何セットのビーズが必要か。
絵に描いて、わたしがうんうん唸りながら考えていると、小3孫Aは、閃いたようだ。
「赤!!」
早いじゃないの。
ぐちゃぐちゃな苦しい顔はいっぺんに爽やかな抜けるような晴れになった。