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2021-12-18 | 無題
わたしが一番大事にしているのは、バランスである。
一つの方向にばかり偏らずバランスを取ること。
例えば、承認欲求。
他人に承認して欲しい場合と、自分自身が自分を認める場合、、、うまくバランスを取らないと自分の求めていることを見失うし疲弊する。
著名な心理学者は、ピラミッド型に、肉体を生命として維持させる基本的欲求の上に社会的承認欲求があり、その上に、さらに自己実現欲求、そしてまた上に超自我欲求があるとしている。
最後の超自我に達成するのは2パーセントの人らしい。
わたしは、真ん中を抜かして頂点はあり得ないのか?と疑問に思ったりする。
別の心理学者は、嫌われる勇気が必要だとも言う。
人に認められたいために自分を犠牲にするのは本末転倒かと。
わたしの場合、どうだろう?
人に認められたい承認欲求はあまりない。
自分、自分、自分ばかり。
孤高の変人にならないように、最低限の社会との関わりや常識は意識しているつもりだが。
リクルート的なナビ要素があるサイトでは、モチベーションを上げたり、自分の能力による適性な働き方を見つけたりする。
わたしはもう卒業だが、娘たちがサイトを利用して自己診断したりしていた。
その中で、わたしはとても大事なことを見つけた。
導いてくれるコーチみたいな人が言っていた。
ある程度の基礎能力を満たした上での、適正進路だそうだ。
当たり前だ。
いくら隠れた潜在的能力があっても、職業に活かして昇華されるには、基礎が必要だ。
アイデアばかり湧き出ても、攻撃的だったり、怠惰だったり、協調性が皆無だったりすると仕事にならない。
たとえ独創的なアイデアであっても、アイデアを具体化する試行錯誤が必要である。
玄人にはあり得ない素人発想のアイデアは重宝される。
社内では上の昭和人間から一蹴されるが、一からの発想が大事だとTVの向こうで言っていた。
まあわからないでもない。
とんでもないアイデアを自分なりに工夫できる力が求められていると思う。
「工夫」が大事で、一過性の思いつきなら、その場だけの使い捨てスタッフになってしまう。消耗品。
などなど、、、人生のナビゲートではなく、仕事のナビゲート的サイトなので、そういう色合いを帯びる。
仕事に比べて、人生のナビゲートは360°それぞれ、個々に存在する。
不幸に陥る悲惨な例もあるが。
幸せを感じる指数が世界的に見ると日本は低いらしい。
横並び意識が強いからか?
かつてはその国民性をうまく活用して経済大発展を遂げた。
さて今は、、、。半導体しかり、、、。
産業の衰退は国の政策によるところが大きい。
あとから、失敗してから答え合わせをしても遅いが、まだギリギリ間に合うかも。
国際競争、、、飛ぶ鳥を落としていた時代にはその果報を享受したが、今は重い問題と感じる。
孫たちの習い事も変化してきている。
学歴偏重の時代ではないように思うが、さてさて具体的にはどうしたらよいものか。
未来を生きる人々には重責、大きな課題ではあるが、これまで長く生きてきた人は肩の荷が降りて、はいよかったね、で良いのか。
人の役に立つ前に、人の心配をする前に、自分のことは自分でしてよね、と、神さまでもない、もっと身近なところからの声が聞こえるようだ。
ピラミッド段階を通り越して、上には進めない。
ちなみに写真のお酒、十四代。
幻の銘酒。ものすごく美味しい。