蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

キラリ、熟成の輝き

2010-10-09 | 人生
社交ダンスのクラスメート、元ゼネコン、一級建築士N氏。

元気で、明るい、物おじしないお方。
周りをぱーーっと明るく、ハデハデ雰囲気に変えてくれる。
さすが、元、大手ゼネコンで営業をやっておられただけある。
持って生まれた性格もあるだろうけれど、場を盛り上げるのは、プロ級。

スマイルが、またまた、すごくビッグだ。
「イ~」の発音をするように、口元を思いっきり左右に広げると、ピカピカの歯がキラリ。
あまりにも光沢のある美しく整った歯なので、
「お見事なキレイな歯ですね~」
と思わず私は、N氏の素晴らしい歯を見ながら言った。

「これ、全部、インプラントです。かるく車一台分、かかりました」

なるほと、道理で・・・・
黄金のキラリというわけだ。
(→金歯ではありません、念のため)

ちなみに、インプラントは、値段が高いところでするほうがいい、とN氏。
安いところでやって、良くなかったという例をたくさんご存じのようだ。
惜しみなく歯にかけた成果を、今、まさに享受しておられる。


彼は、ものすごくポジティブ。
人生の残り時間を考えると、ぼやぼやしていられない。
(事務所を開いておられるが)、仕事はもう二の次で、残りの人生を楽しまなければ、と
少しの時間も無駄にしたくないご様子。

好きなことだけ、する。
嫌いなことは、しない。
好きな人とだけ、かかわる。
嫌いな人には、会わない、話さない。

お金なんか持ってたって死ねないんだから、好きなことに使う。
しかも、使える時に使う。
その持ち時間は、残りわずか。
病気にでもなったら、使いたくても使えない。(医療費には、かかるけれど・・・)

急げや、急げ、といわんばかりに
時間を惜しむように、せっせせっせと、毎日を楽しんでおられる。

豪華クルーズ・ツアーにも参加。
旅行は、ゆったり、優雅に。
しかし、ご兄弟たちが最近(先週のレッスン日に)、亡くなられたり、予断を許さない方たちも数人いて
急に引き返してこれない遠くへの船旅は、今は、NGらしい。

まさに後ろから崩れ落ちて行く桟橋を、全力で走るかのよう。
退路がない、夢の楽園?


1か月に1回、インプラントの様子をチェックしにクリニックに行かれるそうだが、
どんな食べものなら、食べられるか?
ステーキはOK? 中華料理は?
そういった効果を調べ、報告する目的で、歯科衛生士さんたちと
「グルメの会」とやらを開いているN氏。

「いつの間にか、彼女たちとのそんな会ができていて、ボクがみんなの食事代、全部、持つんですわ。
お金なんかいくらあっても、どんどん消えていきますなあ」
20歳代の女の子たちとの食事会、鼻の下が、う~んと伸びている。


70歳ぐらいだろうか?
お年を伺うのは躊躇われるので、正確なところは知らないが、
そのうち、ご自分でぺらぺら個人情報を開示されるだろう。

まさに今、花は満開。
大きく咲いておられる。
車一台分のインプラントは、効果絶大で、満面の笑みが益々輝いている。


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朝ドラ卒業、その後

2010-10-08 | 趣味
朝ドラを卒業して、約2週間。

新しい取り組みは、ラジオ・フランス語講座の時間帯に引き続き、フランス語の予習・復習。
絶対に無理だろうと思いつつ、スタート初心声明?を、無責任にブログに綴った。

こっくりこっくり、居眠りタイムになろうとは・・・・
ついには、テキストの上に両腕をどかんと載せ、顔・上半身まとめて、机の上に突っ伏して、ちゃんと?寝る始末。
(学生時代に、眠い授業中に、やりたかったけれど、勇気がなくてできなかったポーズ)

こんなことでは、いけません。
大好きな朝ドラを、引き裂くようにして(→悪評、いつもの誇張表現)、あきらめ、
せっかく得た、貴重な時間。
今一度、引き締め、見直しを。


テキストを単に気合いを入れて眺めるだけでは、あまり効果なし。
ラインマーカーで、着色鮮やか、色とりどり、彩りのアクセントに。
アタマの中への着色は、イマいち。自己満足のみ。

次の手を・・・と考え、ノートにまとめることにした。
初めは、折り込み広告チラシの裏に、綴り字や、ポイントを書きなぐろうかと考えたが、
フランス語自習と、広告チラシじゃあ、あんまりのギャップ。私が少し、かわいそう。
第一、裏の広告が気になって、そっちに気が取られそう。
モチベーション・アップの小道具が必要。

で、ノートを探しに、お2階へ。
あちこちからいただいたノートが、いっぱいある中から、
どれにしようか、あれこれ迷い(こんなところで迷っているから、人生に時間が足りなくなる)
「東大合格生のノートの取り方から生まれた」美しく書くためのノートを選んだ。

さあ、東大に向け一直線!!(だった人の、熱気をほんの少しでもいただければ・・・)
シャーペンを使うと、次のページに跡が残るので、下敷きを探す。
適当なモノがないので、取りあえず代用品でしのぐ。

キレイに線を引くため、定規が必要。(→ノッてきてます)
さてさて、ダイニングルームの引き出しの中をゴソゴソ。
あ、キレイなちょうどいい定規! 
子供が幼稚園でもらった定規だが、まだまだ新品に近い。
さっそく使用。いいかんじだ。
「東大生のノート」と、「幼稚園の定規」の合作で、スタート。

さて、・・・・益々やる気になって
以前に作った遠近両用メガネを出してきて、いざ!!

あ、メガネの具合が悪い。
焦点を当てたり、メガネを上下に動かしたりするほうに、気を取られる。

結局、やる気ないのか? 私?
勉強をし始めると、机の整理や掃除をするタイプ?

いや、頑張ります。(→おそらく)
東大生と幼稚園の力を借りて、くたびれたセコハンの私も、(それなりの)再スタートだ。


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びっくり、どっきり、赤面です。

2010-10-07 | 無題

私は9月末から、にほんブログ村 50代・生き方ランキングに参加した。
毎日毎日、その日、その日の自分の思いを文字にしても、
分厚い、不透明な壁があるようで、向こうが見えなかった。
時たま、コメントをお寄せいただくこともあるが、それ以外には
反応や手ごたえが、直に感じられず、更新しても、一人相撲の自分がいた。

ザルに水、砂に水(→なんでも、水。いとイージー)。
砂漠に建つ城?


負け犬・蝶の遠吠えをしてみたり・・・
みっともない悪あがきをしていた。

反応はどうであれ、何かを発することによって、自分を救済しようとしていた。
発しなければ、次の発信が滞ってしまうような、次の新しい自分が生まれ出てこないような、
流れを堰き止めたくない、と、後ろから、追いかけてくる自分がいた。
(そんなこともあったなあ、と後に、苦笑いすることになるだろうけれど。)

何かが変わる、変わろうとしている、そいういう年齢なのかも知れない。


昨夜、その「50代・生き方ランキング」を何気なく訪れた。
そこに投稿されていた、ある記事の、タイトルが気になって、読ませていただいた。

なになに、ふむふむ・・・へぇ・・どんなブログなんだろう。。。ん? え?

ここです。(リンク、勝手に貼り付けさせていただきました→初めてのリンク作業で、モタモタ)


この方のブログを読ませていただいた時の、私の気持ち、ちょっと表現できない。
嬉し恥ずかし、穴があったら入りたいような・・・・
きっと耳まで、真っ赤になっていただろう。
恥を恥とも思わないようで、本音がつい・・・出てしまう。

しかも、アメリカ在住で、頑張っておられるお方。
とても興味深い生活を送っておられるようだ。
少しずつ、他の記事も読ませていただきたい。
お気に入りがひとつ増えて、私は、これからが楽しみになった。


で、その方のブログに、コメントを入れようかどうしようか、迷った。
しばらく考えて、お礼と、感激コメントを入れさせていただくことにした。
「はじめまして。モラトリアムまっただ中のスローと申します。
赤面の至りです。※(→そんなコトバがあるのか?) あれこれ・・・あれこれ・・・」
ぽつりぽつりと、一言一言入力し、あとは、最後の「投稿する」をクリックのみ。


でも、ここで、「待てよ!!」と、誰かが、ブレーキをかけた。(私です)
厚かましく、しゃしゃり出るなんて、なんだかみっともないのではないかって・・・
お礼を伝えたい気持ちは、山々、、、、
私のブログをちゃんと読んでくださる方が、実在するということがわかっただけでも
どれだけ私が救われたか。


よ~し、翌日の自分のブログで、感謝の気持ちを伝えよう!!!
私は、そう考えた。
準備したコメントを消した後も、ちょっぴりまだ迷いながらではあったけれど。

ずっと今まで、その嬉しさは、続いた。まだまだ続きそうだ。
どうしてこうも、単純なのだか・・・
私の脳は、「楽しさ」は持続するシステムに出来ているようだ。。。
お気楽・脳みそメカニズム、チープながら、結構なことだ。


とにもかくにも・・・・

ありがとうございます。
とても励みになりました。

そして自分の単純さを楽しむことができました。

Simple is best.
Simple life,simple mind.


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遠くの想い、近くの現実

2010-10-06 | 

昨夜は、息子の部屋で就寝した。

息子は、高校卒業以来、別の場所に住んでいる。
「家を出て行った」と書きたいところだが、彼は、出た当初は、独立して生計を立てていたわけでもないので
取りあえずは、親元からは通学できないため、住まいを移し、一人住まいをすることになった。

あれからもう随分、時が経った。


今年の夏、猛暑のため、私は、就寝時は、あっちこっちの部屋に、猛暑難民となって転々とした。
夫の冷房依存症との折り合いがつかないため、夫婦別室を余儀なくされた。

今は空き部屋になっている、上娘の部屋や、息子の部屋、和室など、選択場所はいろいろあった。
猛暑がやっと終わり、寝室に戻ったのだが、寝室のベッドが柔らかすぎてか、どうか知らないが、
私は、腰痛になった。

息子の部屋は天井が高く、設計段階では洋室だったのだが、
「畳がいい」という息子の意見を取り入れて、和洋折衷にした。
畳の上に布団を敷くと、ちょうどよい硬さになる。
で、昨夜は息子の部屋で寝たというわけだ。


夢を見た。
幼い頃の息子。
今の面影はまるでない、涙が出そうになるぐらい、かわいかった頃。
にこにこと、ご機嫌のいい、あどけない顔を見せてくれる。
そう入力しただけで、その頃の顔を思い出し、実際に涙がぽろぽろ。
母親というものは、本当に、馬鹿な生き物だ。

夢の中では
その頃から少し経った、小学校3~4年ぐらいの息子が、別のシーンで、姿を見せた。
別の家庭で育ててもらっている、お世話になっている、そんな設定になっていた。
夫が再婚して、新しい母親と・・・という流れではないようだった。
大勢の人の中に息子は、いた。
短期留学とか、そういった類のものだろうか・・・?

この時の息子は、私に気付いているか、気付かないのか、わからないが
全く私の方を見てくれない。
横顔だけだった。
ちらと顔を見せただけで、あとは覚えていない。


子供を亡くした親の気持ち、哀しみは、想像できないほど深いものだろう。
現在、ちゃんと生きていて、別に喧嘩もしないし、不和も事件も、なんの問題もなく、
先週の法事にも、参加してくれた息子。
そんな息子でも、私は、これだけ、わけのわからない涙が出て、胸が締め付けられるのだから。


そう言いつつ、いざ本当に息子が、我が家に(用事で)帰ってくるとなると、
空っぽに近い冷蔵庫を前に、晩御飯の用意のことを考えて、気が重くなったりする、サボリの現実派、母親の私。
母親というものは、どこかいつも現実が紛れ込んで、夢にばかり慕っていられない。
ご飯の用意!! 
地球が回転する限り、時計が回る限り、家庭で、必ず訪れる必要不可欠なもの。
好むと好まざるにかかわらず、母親の、そういう現実感覚が、かえってバランスが取れて、いいのかも知れないが。


昔の記憶。昔の笑顔。
母親の手を離れて飛び立った、自立した息子。
それが一番の親孝行なのだが。

遠くに想うもの・・・
胸にあふれる想い。


朝、目覚めると
重い腰、痛い腰は、少しは楽になっていた。



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負け犬・蝶の遠吠え

2010-10-05 | 無題
本日は、「負け犬(=蝶)」が遠吠えしています。

何の「負け犬」かというと・・・ブログ。

私の趣味は、ブログの更新。まさにインドアそのものだ。
毎日、毎日、あほみたいに、背中を押され(誰も押す人はいないのに)
せっせせっせと取り憑かれたように、更新している。

閉じこもり、引きこもり、世の中と接点を持たないと、ブログ内容が、アタマの中だけのことになる。
グルグル、出口がないし、換気が必要。
アタマの中の「イマ」の時世を、リアルタイムで、リアルに表現しようにも、
外の空気に触れずに、知識や想像だけでは、臨場感、リアリティ、迫力に欠ける。
伝えたいのは、「感動」だったりすると、その傾向はますますUPする。

昔の行動や経験に、今の行動を加算したい。
思い出すことや、考えることが、過去形だけに留まるのではなく、日々、進化(退化?)していたい。
インドアから、外の世界へと、あっちこっち、出かけることになる。

ま、それはあくまで、私の言い分、勝手な思い。


で・・・
なにが、負け犬かと言うと・・・

自分本位のブログなので、サービス精神は全くないし、やたら長いので、読む人は疲れるだけ。
良くないものを食べたり、経験したり、読んだりしてしまった後のような、弊害もあるだろう。

それは、よくわかっている。
内容についても、リアルな実在の方々も私のブログをご存じなので、
嘘八百や、知られたくないことは書けない。


さ、ここから、「遠吠え」本題に入ります。

ブログランキングを見てみると、
「IN」(ブログ記事の表示をクリックしてランキング・サイトに飛んでくる数)が、たとえ少なくても
「OUT」(ランキング・サイトから、ブログに飛んでいく数)訪問数が多いブログは、
人の興味をソソる、「赤裸々系」のものが多い。
ブログ歴も1、2カ月~数カ月のものもある。
石田純一型、イロ系・私生活体験の切り売り・暴露系だったりする。


私も、人目を引くようなタイトルに、つい興味を引かれて訪れ、数編を読む。
明らかに、ノゾキ見趣味による行動。

人の興味をソソるような内容にしようと思えば、
ソチラ系にすると、いともカンタンに閲覧カウントを増やせそうだ。

暮らしの便利帳、ライフスタイル提案みたいなブログや、食べ物レシピの紹介系もあるが、
その数は、膨大、大量で、
見せ方がキレイ、センスの光るブログに、淘汰されるように思う。
実用ブログもあるが、それらは、記述内容の正確さ、欲しい情報かどうか、がモノを言う。


さて、ここで「負け犬」は、吠えます。

何もだらだら長いブログがいいとは思っていない。
むしろ、長文はマイナス。
ポイントをついた、数行だけのブログが多くの閲覧数を誇るのは、センスと内容。
見やすさ、読みやすさ、負担のなさ。
そして、極めつけ代表は、人間の本質、本能に迫った、アチラ系のモチーフ。

まさに私のブログには、無いものばかり。


負け犬は、自分の主張だけ、思いっきりして、相手の意見は聞かず、さっと、一目散に逃げます。

私は、閲覧カウントを目的にはしていない。
(鼓舞材料、目安、モチベーションの源、楽しみにはしているけれど・・・)
ランキングもだ。
目的は、あくまでも「自分救済」。
なので、客観的に見ると、ブログ内容は面白くない。
当然の結果だ。

自分も面白くて、読む人も面白ければ、理想的なのだが、凡人には無理な話。


負け犬は、考えました。思いました。

あんな(私にとってはツマラナイ)内容で、ランキング・カウントが高くて、いいなぁ・・・
(もちろん、高いカウントに値する素晴らしいブログには、脱帽する)

でも、私は、いろいろあって
(意識の問題、リアル友の問題、プライドの問題・・・、そして、能力・センスの問題)、
こういうブログになっている。


ということで、

所詮、負け犬は負け犬らしく、自分の道を進むことにしたのです。



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スイッチ誤作動

2010-10-04 | ささいな事
昨夜は、まだ鍋には少し早いかも知れないけれど、カニすき。
夫と、赤ワイン1本と、焼酎の炭酸割りをボトル3分の1飲んだ。
魚介類には白ワインのほうがよさそうだが、「ボケ防止効果あり」の赤ワインをチョイス。


先日のある日、何気ない私の失言と悪態が重なり、夫は大爆発、大噴火、ブチ切れた。
昨夜は、全く意図しない、私の何気ない(何も考えないで言った)一言で、
夫は、上機嫌。
やたら、ボルテージが上がっていた。

同じ、何気ない発言でも、こんなに上と下、天と地、違うものだと、感心した。
夕食も食べる暇なく、仕事でへとへとに疲れた平日の深夜と、
お泊りゴルフ後の日曜日、夕方とでは、状況は全く違うのだが。


夫はそのスイッチが入ったまま、今朝は、ご機嫌ヨロシク仕事に出かけた。
大量の時間を切り売りし、肉体を駆使する労働を生業(なりわい)とする夫。
労働時間は、ものすごく長く、しかも超多忙を極める。
おまけに機械相手ならまだしも、目も口もある人間相手なので、神経もすり減る。

月曜日の朝から、機嫌悪くスタートすると、仕事への気分的影響もよろしくない。
なので、私の、意図しない、偶然の何気ない一言が、
プラスの方向に、誤作動したようで、それが功を奏した。

誤作動でも、プラス方向なんだから、ま、いいか。
先日の、ぶっちギレと合算すると、平均点に戻っただけだが。


人間、どんなところに、スイッチがあるのか、よくわからないものだ。
時には、マイナスのスイッチを入れてしまうこともあるし、
地雷がいっぱい。

未だに私は、スイッチ・ルールをしっかり把握しておらず、不思議顔。
これを意図して使い分けられたら、教祖様にでもなれるだろうが、
凡人、もしくはそれ以下の私は、偶然に、すがるしかない。


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映画「十三人の刺客」

2010-10-03 | 映画
「十三人の刺客」を観た。

一回目に映画館に足を運んだ時は、なんと満席で観ることができず、すごすご退散。
そんなことは、今まで一度もなかったので、新鮮な驚きだった。
人気あるんだ~と、意外だった(失礼!)
リベンジ、2回目にて、やっとこさ鑑賞。結構、満席に近かった。

いつも冷房をガンガン入れているため、真夏でも寒い場内には、
私はミニ・ブランケットを借りて持ち込むのだが、
今回は3枚も借りたのに、熱気のためか、エアコンを入れていないためか、
暑くて、着ていた薄手のジャケットを脱いで、半袖Tシャツ1枚になった。

この映画は、1963年(昭和38年)に封切られた映画の、三池崇史監督によるリメイク作品。
三池崇史監督って、「ゼブラーマン」「ヤッターマン」の?

役所広司をはじめ、豪華キャストがズラリ。
伊原剛志、松方弘樹、市村正親、山田孝之、沢村一樹、伊勢谷友介、古田新太、
高岡蒼甫、六角精児、波岡一喜、石垣佑磨、近藤公園、窪田 正孝、


伊勢谷友介は、今回は、お笑い担当。

松方幸四郎、平幹二郎が、シブく脇を固めていた。

冒頭シーン、内野聖陽の、あの見事な血管の浮いた青筋、どうやって出すのか。
(CGかしら?とも思ったぐらい。本当にCGだったりして?)

邦画といえば、いつもの常連、岸部一徳は、アクセント爆笑、追加。

狂気の新境地、稲垣吾郎。演技くさくなく、すんなり観れた。

市村正親は、さすがに数々の演劇舞台で活躍しているだけのことはある、演技の迫力を感じた。
ご本人も仰るとおり、奥様も、二度惚れされることでしょう。

伊原剛志、剣豪の美しい動作。理想的な姿態・肢体に、ほれぼれ。


女性には、ちょっとドギツイかもしれないエログロ場面も。
女・子供に対する残虐シーンは、私には、強烈すぎ。


映画館の席、隣に座ったのが、熱心に見入っているかんじの若い青年だった。
私はコーヒーを飲んだり、時々疲れるので、体の位置を変えたりする時に、
ゴソゴソしないように、必要以上に気を使ってしまった。
どこか気を抜いたような、テキトーな中年層や、女性のほうが、隣に座るには気楽でいい。



窪田 正孝・・・どこかで見た顔だと思っていたが、
「ゲゲゲの女房」では、ヘンな大阪弁を話す、熱血漫画アシスタントの倉田圭一役を演じていた。
なるほど、まだ22歳というだけあって、この13人の刺客の他の配役とは、すごいギャップ。
若さを表現するにはいいかも・・・三池監督の、お気に入り俳優の一人のようだ。

ゲゲゲ・同僚アシスタント、小峰章役を演じていた超オトコマエの斎藤工も、牧野妥女役で出演。
さっさと、初めあたりで殺されてしまうのが、残念だ。
なんだか似ているなあ・・・とは思ったが、後で調べて、びっくり。やっぱり。



初めて見る俳優も多かったが、古田新太は、印象に残る。
高岡蒼甫(宮崎あおいの夫?)、ハンサムさん(→完璧、死語)。でも、よく覚えていない。

六角精児の放ったセリフは、印象に残った一言、闘いに入る準備段階のシーン
口々に必要迫るものをそれぞれが言うのだが、「オレは、女がホシイ」。
ゲラゲラゲラ(笑)、と私の心の中が、湧いた。
一番似合ってない。当然、それを監督は狙っているんだろうけれど。
彼が映像に映るたびに、ひとりで、ふふふと、脱力していた。
ミスマッチの面白さ。
※(私生活では、3度も離婚しているようだが)

山田孝之は、電車男の時と比べると、別人のようにシャープ。
同一人物とは思えないぐらい。
彼は、おいしいところを持っていった、ラッキーボーイ?


13人対300人。
斬っても斬っても斬っても、ゾンビみたいにぞろぞろ出てくる明石藩勢。
ぶったぎり、大人数、大乱闘シーンが、30分続くと、
隣に熱心な青年が座っていようが、総理大臣が座っていようが、
なんであろうが、疲れてきた。

何頭もの馬が、泥をはね上げて疾走するシーン、
低いアングルから撮影されていて、監督のこだわりを感じた。
撮影に対する粘りは、きっとすごかったんだろうな。


「2ちゃんねる」で、皆さんが話されている内容を読むと、観る側の感性の違いに驚く。
もともと、サイトの性質を理解したうえで、読む必要はあるが。
年齢、性別の違いよるものが大きいだろう。

男性向けの原作の映画なのだろうから、私、女性としては、居場所はあまりない。
男性と女性の、違いをはっきり感じるだけのハナシ。
繰り広げられる死闘チャンバラシーンを、もっと、評価しなければいけないのに、
それはそれで十分よかったが、図らずも、若手俳優のことに多くの文字数を割いてしまった。

どっちが、いい、とか、悪いとかではなく。
感性や感想を否定し合う、不毛な作業はしない主義なので、ここはサラリと。


いくら文芸作品でも、上映中に寝てしまうような映画じゃあ、話にならないし
三池監督が起用する、若手俳優ひとりひとりを、映画鑑賞後に調べたり、
その他にも、映画を軸に、知らないことをたくさん知った。


平和な時代に人を斬ったことがない、サラリーマンの方々をはじめ、
こころにモヤモヤを抱える人、すっきりしたい人、ぜひ、ご覧くださいませ。



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お金のチカラ

2010-10-02 | 人生
離婚するって、大変なことなんだ。

ある方のブログに、離婚すればその後どうなるのか、生活の提案、心構えが紹介されていた。

今までの生活の質を落とすこと。
無駄なモノは、一切切り捨てること。余裕は、あきらめること。
生活が落ち着くまでは、趣味や、こころの楽しみにかけるお金は、とことん削ること。

本気で働く気になれば、職種を選ばないこと。
住居を好き嫌いで選ばないこと。
衣類は、買わないで、人に頂くこと。
最悪、持ち家や車を売って、お金が尽きたら生活保護を受けることもあり得ること。

などなど・・・
ぐじゅぐじゅ、うじうじと、離婚したいけれど出来ない女性たちの、目をシカっと覚まさせてくれるような
厳しくも現実的な提案に、ひとつひとつ、なるほどと納得した。

そんな気合い、心構えもなく、不満が爆発したからといって、離婚すると、生活はどうなるのか?
自立して、準備してから離婚しても遅くない、ということのようだ。


手に職がなく、働いたこともない、
あるいは、パートか、バイトで、家計補助程度の収入。
いざ、子供を抱えて、一人で家賃から何から全てを払って、生活して行けるのか。

養育費はもらえるのかも知れないけれど、その額は、様々かも知れないし。

結婚の有無にかかわらず、独身女性も、独身男性も、厳しい環境で生活している人もいる。
その荒海に投げ出される覚悟が出来ているか。

どういう生活をしていたか、それぞれによって違うだろうが、
要は、今までの生活からダウンすることに耐えられるか、だ。


こころを売って、ケーキを買うか、
デザートをあきらめて、自尊心を取り戻すか。
(パンは、成熟国家では、無い人には頂けるシステムが整っている)

武士は食わねど高楊枝。
太った豚より、痩せたソクラテス。

高い理想を掲げても、実践することの難しさ。
あまりに苦しくて、高い絶壁から飛び降りてしまうこともあるだろう。

なるように、なるのかも知れないし、
なるようには、ならないのかも知れない。

いずれにしても、女性のホームレスは男性に比べると断然少ない。
それだけ、女性には逃げ込む場所があるということだろうか。
防衛本能が、男性より備わっているのか。
弱いかわりに、柔軟性があるのか。

生きるためには、一番大切なもの(=こころ)だって、お金に換えてしまうのか。
生真面目で、堅ブツ、純粋な人ほど、生きづらいのかも知れない。


男性と肩を並べて生活力(→経済力)がある女性は、
幸か不幸か、結婚相手を探すのに苦労している人をよく見かける。
しかし、結婚して、共稼ぎ世帯で2倍の収入があれば、結構なこと。

自立している人は、2通りの選択肢。
結婚と、非婚。どちらでも、やっていける。
自立していない人も、やはり2通り。
結婚と、非婚。ただし、生活レベルの落差が、激しい。

※タイガー・ウッズと離婚した、元奥様のように、
莫大な慰謝料を頂ける人は、よろしいけれど。
大金持ちと結婚するのも、結婚にこぎつけるだけの力があったわけだから。


さて、
パンがなければケーキを食べて、限りなく現実逃避の道をばく進するか、
パンの下に、ナイフを隠し、夜な夜な、切れ味に磨きをかけるか、
はたまた
自分の器に応じた考え、行動、方法を、修整を重ね、身につけるか。


弱い女性ほど、思わぬ力を発揮することがある。
実は、弱くないのかも知れない。


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顔の不思議

2010-10-01 | 無題
北朝鮮の金正日総書記の後継者とされる、三男ジョンウン氏の写真が公開された。

まあ、なんと・・・変われば変わるものだ。
10代の時の写真と、今、80歳・・・ならわかるが、前の写真からまだ10年ほどしか経っていないのに。
あまり目立たなくて、バスケットに夢中だった少年が、あまり世の中にも揉まれず、さして競争もなく、
絶対的権力を欲しいままに国家を背負う、その役割、影響、責任は大変なものだ。

それにしても、ああいう顔になるか・・・・・


顔って、不思議。


生まれた時の顔、幼児~子供時代~思春期を経て成人に。
自分の子供たちを見ても、顔は変わっている。
元になるベースは同じだが、太ったり痩せたり、
つるつるゆで卵みたいな肌のときや、ぶつぶつニキビ満開のときもあった。

セミのように脱皮したり。(→これ、比喩表現です。念のため)

その変わり、自分は、どんどん老けて行く。
経験不足の「怖いもの知らず時代」~きらきら輝いていた「開花時代」~知らなかったことが、わかるようになった「悟り時代」
いろんな経験、時を過ごし、年を重ねた顔。

今、若い人たちに比べると、絶対的に老いている自分を見ると、別の生き物でも見るような気がする。
(もうだいぶん慣れたが)
自分自身の若い時に比べると、これまた、どうしようもなく老けている。
当たり前のことなのだが。

それだけ年月が経ったということだ。


この老けた顔には、いろんなものが凝縮されている。
自分だけでなく、周りのあらゆる人々や、先に亡くなった人々、
過ぎ去った時間が、積み重ねられている。


うんと年が行った、超高齢のオジイサンや、オバアサン、彼らはいい顔をしている?
いい顔の場合と、そうでない顔がある。
福祉関係者や、医療従事者でもない限り、若い核家族で、日頃、超高齢の人と接していないと、
そのあまりのシワクチャぶり、超老齢ぶりに、驚くことだろう。
自分と無関係の人、関わりのない人とは、別の生物を見るように、自分とはあまりにも違う肉体に、
精神世界のことなど、想像もしないだろう。


かくいう私も
高齢の人を見ると、いろんな方がおられ、いろんな感想を抱く。
いずれ自分も行く道なのに、自分は、あんな風にはならない、と、なんの根拠もなく思ったりする。
無知の思いあがり。


顔には、時間、過去、経験、こころ、ちから、能力、いろんなものが表れる。


※(ただし、美容整形顔、顔に医学的・病気がある人は、別枠。)



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