『80 For Brady:エイティ・フォー・ブレイディ』(原題:80 for Brady)
監督:カイル・マーヴィン
出演:リリー・トムリン,ジェーン・フォンダ,リタ・モレノ,サリー・フィールド,
トム・ブレイディ,ビリー・ポーター,ハリー・ハムリン,グリン・ターマン他
年間の劇場鑑賞数記録をすでに更新していることがわかったので、
師走の夜に無理して遠方の劇場に行くこともないかなぁと思い、
おとなしく直帰して家で配信鑑賞。
言うちゃなんですが、シネコンの上映作品はほとんど劇場で観ているため、
NetflixやAmazonプライムビデオでは独占配信のオリジナル作品を選ぶことがほとんどです。
本作のことは聞いたおぼえがなかったから、Netflixオリジナルだと思い込んでいました。
そうしたら、ちゃうやんか。そうか、日本では劇場未公開の作品だったのですね。
実話に着想を得た作品なのだそうです。
アメリカンフットボールの人気選手トム・ブレイディが自ら製作に加わり、
彼に首ったけの婆様たちを描くという。ちょっとどうかなと思わなくもないけれど(笑)。
ルー、トリッシュ、モーラ、ベティはアラ傘寿(80歳)の大親友4人。
かつて、癌で化学療法を受けていたルーが寛解したことを祝うために集まった折、
たまたまテレビが故障してチャンネルが変わらなくなったことがある。
放映されていたのはニューイングランド・ペイトリオッツの試合で、
そのときに活躍したクォーターバックのトム・ブレイディに4人は魅入られる。
それから15年以上の間、4人揃ってテレビ観戦するのが常。
2017年、ペイトリオッツとアトランタ・ファルコンズがスーパーボウルで対戦することに。
癌が再発したかもしれないことを誰にも言えずにいるルーは、何が何でもスーパーボウルに行きたい。
しかし現地で観戦するとなれば、車を買うほどの大金が必要となる。
テレビ番組でチケットと現地までの旅費を4人組にプレゼントする企画があると知り、
当選するために感動的な話を書いた手紙を番組に出すことに。
そしてルーが見事に当選。
スーパーボウルのチケットを手に入れた4人は喜び勇んで現地入りするのだが……。
まず映画はやっぱりイケメンや美女を見るほうが楽しいから(笑)、
シワシワ、あるいはシワシワじゃないけど明らかに整形しているでしょという婆様4人を見ても、
それほど気分は高まらないどころか、テンション下がり気味です。(^^;
まぁ、でもこういう話は鉄板ですよねぇ。
ルーの病状をさらりと流してお涙頂戴に仕立て上げなかったのは良いところ。
観戦前のパーティーでは若者からもらったドラッググミをそうとは知らずに飲んでしまったり、
ポーカーの席に着くことになったり、激辛コンテストに出場したり。
いろんなことがあるもので、これは実話ではないでしょうが、楽しい。
トム・ブレイディ自身がプロデュースというのがどうも鼻につくのは否めない。
しかし、アメリカでは野球よりもアメフトのほうがずっと人気があるスポーツだそうですから、
話題にはなるでしょうね。鼻についても面白いことは面白いし、良い話。