日本中で一番最初に受け取ったという女性、あちらこちらの番組で取り上げられているので、顔を覚えてしまいました。
それにしても、この定額給付金、実施が決まるまでに難航したものですね。
実施の責任者たる人物からして、受け取るや受け取らないなどとふらつくものですから、余計ややこしくなったのかもしれません。
さらに、支給の目的が、生活支援から消費拡大策へと軸足が移ったことや、与野党の対立や、何とも評価しづらい発言なども絡んで、喜べない政策になってしまったようです。
この政策に反対する意見の一つに、給付金のようなばらまきではなく、二兆円を纏めて何らかの重要課題の解決を図れ、というのがありました。救急医療とか校舎の耐震化など、確かに有意義だと思います。
でも、定額給付金をドブにでも捨てるような意見は、私は賛成できません。この給付金が大変助けになる人もいますし、それなりの経済効果もあるはずです。現に、最初に支給される村には取材陣が殺到しているようで、幾ばくかの波及効果が出ているのではないでしょうか。
でも反対される方々の意見も極めて高潔なものです。それも半分を遥かに超える人が反対だとか。
でも、大丈夫ですよ。反対されている方々の意見を尊重する手段は実に簡単なのですから。
それは、反対の方は受け取らなければいいのです。世論調査通りであれば、今回の定額給付金は受け取りを辞退される方が半数以上に上るでしょうから、一兆円以上の資金が残るはずです。
その残金をうやむやにせず、政府は直ちに、その資金の有効利用を検討すべきです。一兆円でもかなりの事ができるはずですから。
ええっ? 私ですか? はい、ありがたく頂戴して、何か好い物買わせてもらいます。
( 2009.03.08 )