マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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八条町菅田神社宵宮竹灯り

2008年12月07日 07時43分59秒 | 大和郡山市へ
大和郡山市八条町一夜松に鎮座する菅田神社の一の鳥居は下ッ道街道にある。

西へ400mほど向かうと神社に着く。

神さんが降臨したと伝えられ、一夜松伝説(菅田池に女神が現れ一夜で鬱蒼とした松林になったとされる)で知られる神社だ。

今夜は秋祭り宵宮。

多くの人に参拝してくださるようにと数年前から地域の人らが境内域参道に寄進された斜めに割った竹を設え明かりを灯される。

陽が暮れるころに始まった宵宮神事。

拝殿に本当屋、御供当屋、平当屋から供えられた御供が並ぶ。

神事は宮司の祝詞奏上のあと、代々続く三郷町から来られたソネッタンと呼ばれる巫女さんが神楽を舞われる。

鈴の舞、祈祷言葉を話して舞う舞、剣を交互に差し違える舞などは順、逆に回って舞う。

神懸かりの舞に氏子らは真剣な眼差しで見入る。

そして、ひとりずつ前に立って鈴を鳴らし「はらいたまえー はらいたまえ 家内安全、身体健勝、交通安全、はらいたまえ」とご祈祷を受けた。

神事を終えるころ灯された竹は小さな明かりに揺れる。

風が吹いたら火が消える。

1時間後に再度火を点けに来られる地域ボランティア。

年々良くなっていますがこうしたらいいのではとアイデアは大切にしたいと話される。

祈願した竹灯りに参拝される寄進者。

うちのはどれかなと探されるが名前は下。

これじゃ見えないなといって数本纏められた竹灯りに家族揃って記念撮影。

ほのかな揺らぎの灯りに幸せな笑顔を照らし出す。

(H20.10.11 Kiss Digtal N撮影)