マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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柳生渡り十二人衆

2008年12月09日 08時43分10秒 | 奈良市(東部)へ
酒宴ダダンダの儀式を終えた十二人衆は烏帽子を被り素襖姿に着替える。

禰宜は着替えの真っ最中に、トーヤ御幣を前にして祓えの祝詞を奏上し、ひとりで神事を執り行う。

一同が勢揃いすると庭に降り立って、サカキを持つ長老を先頭に御幣持ちの当人児、太鼓打ちや笛吹き、踊り子らが並んで時計回りに田楽舞。

三周したらお渡りだ。「チョーサヤ チョーサヤ ヨイ、ヨイ、ヨイ」の掛け声で地域を練り歩いていた休憩中の太鼓台若衆らは太鼓と笛の音色に振り向いた。

十二人衆と呼ばれる宮座衆は数十年前までは十人衆だったことからいまでも「じゅうにんしゅう」といわれる。

ピューと吹くと太鼓はドン。

柳生の里に祭りの音色が聞こえると里人はそれを見に来る。

お渡りの街道はクルマやバイクがビュンビュンと走り抜けていく。

街道半ばからは橋を渡って旧道を巡行する。

しばらく歩くと宮司と柳生下町の長老代表、総代、自治会役員一行が待っている。

出迎えの場所落ち合った一同はさらに足を進めて八坂神社に向かう。

神社では柳生下町の十二人衆がお出迎え。

勢揃いすると二十四人衆になった。

(H20.10.13 Kiss Digtal N撮影)