6月に表敬訪問した井戸野の行者講の方から電話が入った。
服忌や氏神さんの祭りなんかで延び延びになっていた回り講が今月23日に行われるという。
月当番のお家で営まれるので事前に取材撮影の了解も得ないとならんかったんで今日になったというO大先達。
ちゃんと月当番のOさんにも了解とってるでとおっしゃる。
忘れてないでという言葉にありがたく電話口で頭を垂れた。
講元のM大先達さんも紹介してくださった。
神社で遊んでいた貝吹きの子どもたちと遭遇。
時間が決まったらおじさんにいうてやとお願いする。
その足で、今月20日に十夜法要が営まれる常福寺へも再訪問。
新穀に感謝する十夜を待つ祭壇には既にお米が供えられている。
檀家都合で毎年日にちは変わる十夜。
10時半から塔婆回向に法話、そのあと、赤飯(アズキメシとも)弁当が檀家に出される。
昔はオニギリにして配ったそうだ。
祀られている仏像話になにげなく振り向くと双盤鉦が目に入った。
十夜法要では鉦を打つことはないが葬儀のときには叩くという。
葬儀委員長が指名した鉦搗きさんが連打して一番鉦。
日の出のころに叩いて地区への呼び出し一番鉦。
二番鉦は導師が入堂の際に叩かれる。
三番は出棺のときで、感情こめて叩いたとOさんはおっしゃる。
刻印があったので、目をこらして拝見すると「元文二年」(1737年)の刻印があった。驚く住職とOさん。
目を輝かせたのは私だ。
「常福寺」や「念仏講」もの銘記を確認した。
おそらく矢田の念仏講が寄進されたのではないかと考えられる双盤鉦。
じっくりと文字を解読したいものだ。
話題はつきなく、井戸野には「ハツボサン」があるんやでという。
初穂でしょうかと聞けば、八つの塚の「ハツオウジ」さんだという。
「八坪さん」が訛った「ハツボサン」、祭礼は聞いたことがないというが、こんもりと盛り上がった塚などは後日に現認したい。
帰り際、これもありますよと涅槃図の写真。
赤色のお釈迦さんは珍しいでしょと住職はいった。
涅槃の会式は3月のいつか。
檀家の都合もあるのでそのときにならんと判らんという。
井戸野は古くからの集落で井戸之庄と呼ばれていた地。
掘り起こせばいくらでも民俗文化がでてきそうだが、行者講の日は仕事が入っている。
次回の楽しみとしておこう。
(H20.11.13 Kiss Digtal N撮影)
服忌や氏神さんの祭りなんかで延び延びになっていた回り講が今月23日に行われるという。
月当番のお家で営まれるので事前に取材撮影の了解も得ないとならんかったんで今日になったというO大先達。
ちゃんと月当番のOさんにも了解とってるでとおっしゃる。
忘れてないでという言葉にありがたく電話口で頭を垂れた。
講元のM大先達さんも紹介してくださった。
神社で遊んでいた貝吹きの子どもたちと遭遇。
時間が決まったらおじさんにいうてやとお願いする。
その足で、今月20日に十夜法要が営まれる常福寺へも再訪問。
新穀に感謝する十夜を待つ祭壇には既にお米が供えられている。
檀家都合で毎年日にちは変わる十夜。
10時半から塔婆回向に法話、そのあと、赤飯(アズキメシとも)弁当が檀家に出される。
昔はオニギリにして配ったそうだ。
祀られている仏像話になにげなく振り向くと双盤鉦が目に入った。
十夜法要では鉦を打つことはないが葬儀のときには叩くという。
葬儀委員長が指名した鉦搗きさんが連打して一番鉦。
日の出のころに叩いて地区への呼び出し一番鉦。
二番鉦は導師が入堂の際に叩かれる。
三番は出棺のときで、感情こめて叩いたとOさんはおっしゃる。
刻印があったので、目をこらして拝見すると「元文二年」(1737年)の刻印があった。驚く住職とOさん。
目を輝かせたのは私だ。
「常福寺」や「念仏講」もの銘記を確認した。
おそらく矢田の念仏講が寄進されたのではないかと考えられる双盤鉦。
じっくりと文字を解読したいものだ。
話題はつきなく、井戸野には「ハツボサン」があるんやでという。
初穂でしょうかと聞けば、八つの塚の「ハツオウジ」さんだという。
「八坪さん」が訛った「ハツボサン」、祭礼は聞いたことがないというが、こんもりと盛り上がった塚などは後日に現認したい。
帰り際、これもありますよと涅槃図の写真。
赤色のお釈迦さんは珍しいでしょと住職はいった。
涅槃の会式は3月のいつか。
檀家の都合もあるのでそのときにならんと判らんという。
井戸野は古くからの集落で井戸之庄と呼ばれていた地。
掘り起こせばいくらでも民俗文化がでてきそうだが、行者講の日は仕事が入っている。
次回の楽しみとしておこう。
(H20.11.13 Kiss Digtal N撮影)