マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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高原の話し言葉

2010年10月30日 08時23分41秒 | 民俗あれこれ
高原の話し言葉が面白いんじゃと話す一人のK神主。

「キョウトコイ」は怖いの意だという。

京都は遠いが根元で「キョウトイヨー」と言えば手がだせんことになるそうだ。

「ドウコウナイ」は「ドッチュコトナイ」で「ドウッテコトナイ」が訛っていったとされる。

話せば次から次へと沸いてくる。

Yさんらも一緒になって話し出した。

同年代を呼ぶときは「イドー」という。

「イドラリー」となれば「なしとんよ」と声を掛ける言葉がある。

グルグルしている人だかりがあれば「イドラー ナニシトンヨ」となる。

それは一人の時でも使うそうだ。

「イドー」は「貴殿」が訛ったんじゃないかと仰る。

「貴殿」はキデン、キデ、イデ、イダ、イドと変化していったと考えれば面白い。

「ハヨシモテヤ」は別れの言葉。

「ハヨオシマイ」とか「ハヨシマイ」で別れる。

先輩には「ハヨシモテヤ」と優しくいう。

こんなの他では聞いたことはないやろと言われたのが「ガイ」。

「そんなに“ガイ”にせんでも」という。こりゃ判らん。

「ガイ」は「キツイ」ときに使うそうだ。

もっともっとユニークな高原語が出てきそうだが今夜はここまで。

(H22. 9.30 EOS40D撮影)