マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
すべての写真、文は著作権がありますので無断転載はお断りします。

前日だった昔宵宮

2010年10月27日 07時48分39秒 | 大和郡山市へ
八条町の子守神社辺りは環豪集落。

数年前に市のほうで濠は綺麗に整備された。

八条町を通過する古代の街道が下ツ道。

春や秋の季節には多くのハイカーが下ツ道を訪ねて神社に訪れる。

北からは西大寺から、南は橿原市から歩いて来るという。

その際に食事をとらせてほしいと頼まれるそうだ。

そのときには華厳寺の庫裡を開けて会場を提供する。

もてなしはなにもしないがハイカーたちは一人100円程度の謝礼を置いていくらしい。

嫁取橋などの伝説がある八条町。

その歴史を味わってほしいというもてなしなのだろう。

その神社では昔宵宮が行われている。

毎年9月22日だそうだ。

夕方に菅田神社が神事を行う。

30分ほど休息の時間。

夕食をよばれるらしい。

そのあとは村人たちが楽しみにしているお神楽が行われる。

孫を連れていくというYさん。今年は注射をうったので遠慮された。

楽しみにしていた孫はとても残念がっていたという。

巫女さんは二人。

同町では子供が少なくなってきたのでお神楽で祓ってもらう人が少なくなっているという。

秋祭りの御輿曳きも短くなって鳥居と神社を行き交うだけになった。

同神社の横にあるのは華厳寺。

春と秋の彼岸には彼岸講の人たちがお堂に登って法要を営まれる。

今年は雨が降ったせいか少なかったそうだ。

夏は施餓鬼、冬にはお十夜があるという。

(H22. 9.23 SB932SH撮影)